フイリクサヨシ(斑入り草蘆) (イネ科)多年草。
原野や路傍の水辺、水田付近の湿地・休耕水田などに生育し、群生する。茎は高さ70〜180cm、直立・叢生し、匍匐茎を出す。全体無毛。
葉は長さ20〜30cm、幅8〜25mm、柔らかくてざらつく。広線形。葉舌は白色で薄く切形、長さ3〜5mm。葉鞘は平滑。
花序は円錐状白緑色(光沢は無い)の小穂を多数(密集)つけて直立し、長さ5〜10cm。小穂は卵形で長さ4〜5mm。
苞穎は広披針形で同形で2つ折れにになっている小花を包み込む。第1〜第2小花は、極端に退化。第3小花は長さ3〜3.5mmで護穎に短い毛がある。
果実は鋭頭、腹部は突形、暗灰褐色、先端は黒色、光沢なく長さ1.6〜2mm。葉に斑入りが入るものをシマガヤ(あるいはシマヨシ var. picta
L.)と言い、園芸植物として栽培される。
花期は6〜7月。北海道〜九州。
01.10年05月29日 フイリクサヨシ どこから逃げ出してきたものか。ここ1ヶ所に群生。花序、果実等yは見たことがありません。写真下は上から記録。葉が結構広がっている。
02.10年05月29日 フイリクサヨシ 茎にはまばらに節があり、節ごとに葉をつける。
03.10年05月29日 フイリクサヨシ 根茎があり、長く這う。根は白く根は少ないが、根張りはあり手で抜けない。
04.10年05月29日 フイリクサヨシ 茎の節は肥厚しここで茎が曲がる。茎は無毛で断面は円形で、芯は空洞。
05.10年05月29日 フイリクサヨシ 葉のA=表面。B=裏面。葉に班が入っていますが、不規則に入っている。左右の縁が白く無毛。
06.14年05月17日 フイリクサヨシ 葉鞘口部は完筒型で葉耳は無毛で波を打っている。
07.14年05月17日 フイリクサヨシ 葉舌は白く透明感のある間櫛で高さ2〜3mm。