能代市風の松原植物調査

植物名一覧表
科別一覧表
更新履歴
風の松原の成り立ち
風の松原に守られる人々の会 ボランティア活動
ルーペの会観察記録
シダの会観察会
参考図書
登山記録
リンク集



フランスギク (仏蘭西菊) (キク科)多年草。

かっては庭園に栽培されたが現在では各地に野生化する。
茎は直立、基部で分岐して高さ30〜80cm、粗い毛がある。

葉は根生葉があり、さじ形で長さ6〜9cm、鋸歯があり粗い毛が生え、有柄で越冬する。
茎につく葉はへら形で互生、鋸歯があり、基部が少し茎を抱く。

舌状花は純白色で、花冠の先に浅い2〜3歯があり雌性。総苞片は3〜4列に並び中心部は緑色で、ヘリはカサカサした膜質で、緑色部との境は黒く縁取られる。
広卵形か長楕円形。筒状花は黄色で先は5裂。

果実は黒色で、10条の白いひれ状の隆起線があり、冠毛は合着して皿状の突起となる。種子と地下茎により繁殖する。

花期は6月。ヨーロッパ原産。



01.15年05月30日 フランスギク 群生しています。それにしても少なくなってきた。




02.15年05月30日 フランスギク 側面からと正面から。




03.16年05月28日 フランスギク 株状に生育するが左側10本の株。右側が20本の株。この時期に根生葉はなし。固体は丈1.0m。右写真は小分けにしたもの。




04.15年05月30日 フランスギク 根は短いが手で引き抜けるが、根張りは強い。




05.15年05月30日 フランスギク 茎は根元部で曲がりそれから直立する。この時期根生葉は見られなかった。写真右は、茎に短毛がある。写真下は茎の断面で稜があり5角形に見え芯は中空。




06.15年05月30日 フランスギク 葉は互生で、葉数は少ない。写真下、1本の茎に18個の葉がついる。矢印は托葉。長さ2〜7.5cmでサジ形。




07.15年05月30日 フランスギク 標準的な葉はヘラ形で、長さ55mm幅16mmの個体。羽状に着こむ。




08.15年05月30日 フランスギク 葉の表側無毛。




09.15年05月30日 フランスギク 葉の先鈍頭で突起がある。




10.15年05月30日 フランスギク 葉の縁に不規則な鋸歯がある。




11.15年05月30日 フランスギク 葉の基部は茎に抱く。写真左参考。




12.15年05月30日 フランスギク 葉の裏側無毛。




13.15年05月30日 フランスギク 1つの茎に1個だけ托葉があるようです。長楕円形で鋸歯があり3から5個つく。




14.15年05月30日 フランスギク 頭状花序は茎頂に1個つける。又は枝分かれした先に1個つける。




15.15年05月30日 フランスギク 頭状花序。写真上は正面から。写真下は側面から。筒状花が盛り上がる。白い舌状花が目立つ。舌状花は2〜3層につく。




16.15年05月30日 フランスギク 頭状花序の径65mmの個体。




17.15年05月30日 フランスギク 総苞片は3〜4列に並びはりつく。




18.15年05月30日 フランスギク 外側と内側の総苞片であるが、中心部は緑色、ヘリはカサカサした膜質で、緑色との境は黒く縁取られる。




19.15年05月30日 フランスギク 舌状花は純白色で、花冠の先は浅い3歯があり雌性。長さ25mmで、ヘラ形。3脈がある。写真下、1個の花に35個の舌状花がついていた個体。




20.16年05月28日 フランスギク 筒状花は外周から咲き始めて中央に向かって咲いていく。筒状花は左回りの螺旋形。




21.16年05月28日 フランスギク 筒状花の断面。写真下は花冠が開いている。




22.15年05月30日 フランスギク 筒状花の縦断面。A=まだ開いていない筒状花。B=開いている筒状花。C=子房。写真下雌しべがカール。




23.15年05月30日 フランスギク 筒状花。A=雌しべ柱頭2裂。毛のようなものが見える。A′はAを真上から記録したものですが私のカメラではよく解りませんでした。B=花冠カップ状部。C=花冠管状部。D子房。雄しべと葯が見えなかった。長さ5mm。



inserted by FC2 system