能代市風の松原植物調査

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ガンクビソウ(雁首草)(キク科)多年草。

下向きにつく頭花が煙管の雁首に似ていることによる。
山地の木陰などに生える高さ30〜100cmになる。茎は軟毛が密生し、上部でよく分枝する。枝はやや横向きにでる。

根生葉は花の頃にはない。下部の葉は長さ7〜20cmの卵形又は卵状長楕円形で、縁に不揃いの浅い鋸歯がある。両面とも軟毛が生え、裏面には腺点がある。中部の葉は長楕円形で先は尖る。

頭花は径6〜8mmと小さく、基部に披針形の包葉が2〜4個輪生する。総苞は卵球形。総苞片は4列に並び外片は短い。

そう果は長さ葯3.5mm。

花期は6〜10月。本州、四国、九州。



01.14年08月13日 ガンクビソウ 散策道であるチップロードに生育していました。茎は直立し枝分かれしてその先に1個の頭花をつける。




02.14年08月13日 ガンクビソウ 採取した資料ですが丈60cm。






03.14年08月13日 ガンクビソウ 根は横に伸びるが手で引き抜ける。それなりの根張りはある。





04.14年08月13日 ガンクビソウ 根生葉はありません。




05.14年08月13日 ガンクビソウ 葉は互生。




06.14年08月13日 ガンクビソウ 葉の表側に長い毛がある。




07.14年08月13日 ガンクビソウ 葉の先尖る。




08.14年08月13日 ガンクビソウ 葉の縁は波状の鋸歯があり毛がある。




09.14年08月13日 ガンクビソウ 葉の基部はくさび形。葉柄は流れるように細くなり、翼があり茎につく。




10.14年08月13日 ガンクビソウ 葉の裏側に毛がある。腺点があると図鑑にあるが下写真は明瞭な腺点の記録はできなかった。




11.14年08月13日 ガンクビソウ 枝分かれした先に頭花をつけている。




12.14年08月13日 ガンクビソウ 頭花全体を横から見たもの。A=包葉は1.8〜6cmで長楕円形で後ろに反り返る。B=総苞外片で捩れていて毛があり反り返る。C=総苞内片は頭花につく。




13.14年08月13日 ガンクビソウ 頭花を裏側から見たものですがよく解らない記録になってしまった。




14.14年08月13日 ガンクビソウ 包葉は1.8〜6.0cmあり、長楕円形。




15.14年08月13日 ガンクビソウ 総苞の外片はよじれていて毛がある。




16.14年08月13日 ガンクビソウ 頭花を正面からと側面から。




17.14年08月13日 ガンクビソウ 頭花の断面。




18.14年08月13日 ガンクビソウ 両生の小花。A=子房。B=冠毛。C=小花の粘液腺。D=花冠管状部。E=花冠管状部。E′=花冠裂片。F=雄しべ葯。G=雌しべ柱頭。筒状花は長さ6mmの個体。



自信ありません。
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