能代市風の松原植物調査

ハマハタザオ（浜旗竿）　（アブラナ科）多年草。


海岸の砂地に生える。茎は高さ20〜50cmになり、白い単毛と2分岐毛がある。

葉は厚く、両面に星状毛がある。根生葉は長さ3〜7cmのへら形で、上部に浅い鋸歯がある。茎葉の基部は茎を抱く。

花は白色で、大きくてよく目立つ。花弁は長さ7〜9mm。果実は長さ4〜6cmの線形で、茎に密着してつく。種子は1列に並ぶ。

花期は4〜6月。北海道〜九州。



０１．０９年０５月１０日　ハマハタザオ　直立に伸びて生育。茎の先に総状花序を出し、白色でやや大型の花を開く。

０２．１０年０５月１８日　ハマハタザオ　茎は分枝なし。葉は互性。根は浅くすぐに抜ける。根生葉は大きい。

０３．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　茎は白い短毛と２分岐毛が生える。茎の断面は円形で芯は中空になっていない。

０４．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　葉は互生し、根生葉以外の葉は茎に抱く。

０５．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　根生葉は大きく柄の翼が流れるように茎につく。

０６．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　左側にいく程上側の葉になりる。写真上は表側の葉。写真下は裏側。茎葉は広披針形。

０７．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　葉の表側表面は星状毛がある。葉の縁は緩やかな波状の鋸歯。

０８．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　葉の先は鈍頭。

０９．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　葉の基部は、矢じり型。

１０．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　葉の裏側にも星状毛。

１１．１０年０５月１８日　ハマハタザオ　茎の先に総状花序を出し、白色で十字状花の、やや大型の花を開く。

１２．０９年０５月１０日　ハマハタザオ　上から見る花はまるで円を描く。

１３．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　花は十字状花。雄しべ６個。雌しべ柱頭は円形。

１４．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　萼片は４個。花径11mm。

１５．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　雄しべ６個で薄緑色。花糸無毛長さ6mm。雌しべ1個で緑色で、花柱無毛長さ6mmで雄しべと同等。子房は無毛。

１６．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　萼片4個で無毛。

１７．１１年０５月０９日　ハマハタザオ　花柄は無毛。

１８．１０年０５月２６日　ハマハタザオ　長角果は真っ直ぐに伸びて沢山付ける。

１９．１１年０６月２３日　ハマハタザオ　長角果の鞘に入っている種子の状態。種子は1mmにみたない大きさで薄く、この写真では方眼紙の罫線が透けて見えるほどである。

注：ハタザオかもしれません。