ヘビイチゴ(蛇苺) (バラ科)多年草。
田のあぜや道ばたなど、やや湿ったところに生える。茎は走出枝(ランナー)となって地を這う。、節から根を出して増える。
葉は黄緑色で3小葉からなる。小葉は長さ2〜3.5cm。
葉腋から長い柄を出し、黄色の花を1個つける。花は直径1.2〜1.5cm。副萼片は萼片より大きく、先は3裂し、長い毛がある。雄しべ20個、雌しべ多数で花の中心に密集。
果実は直径1.2〜1.5cm。花床は淡紅色でしわがあり、そう果にもしわがある。
花期は4〜6月。日本全土。
01.10年07月08日 ヘビイチゴ 道路沿いに生育。
02.10年07月08日 ヘビイチゴ 採取した個体ですが、走出枝で伸び生育。葉は互生。
03.10年07月08日 ヘビイチゴ 根は相当に深く入り、走出枝として横の伸びそこから発根して新しい茎が立ち上がる。
04.10年07月08日 ヘビイチゴ 葉は3小葉からなる。小葉は卵状楕円形または楕円形。
05.10年07月08日 ヘビイチゴ 葉は3小葉からなるが、側小葉は2つに深裂して5小葉に見えるものが混ざる(真ん中の葉)。葉柄は茎から直接出て長く有毛。
06.10年07月08日 ヘビイチゴ 3出複葉葉柄に毛があります。
07.10年07月08日 ヘビイチゴ 縁にはあらい歯牙状の鋸歯がある。佐々木鈍頭。葉の表裏は有毛。
08.10年07月08日 ヘビイチゴ A=多数の雌しべ。B=雄しべ20個。C=花弁。D=萼片。1個の雌しべが1個の果実となるので、1つの花には、多数の果実ができることになります。
09.10年07月08日 ヘビイチゴ 萼片は内外2列あってどちらも5個さって無毛。外側のものC(副萼片)の方が大きくて先に歯がある(写真では5個で3歯のようです)。A=花弁。B=萼片。C=副萼片。D=花柄無毛。
10.10年07月08日 ヘビイチゴ 果実は直径1.2〜1.5cm。
11.10年07月08日 ヘビイチゴ 肥大化した果床の上に粒上のそう果がたくさん並んでいる。そう果には花柱が残っている。