能代市風の松原植物調査

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ヒカゲイノコズチ(日陰猪子槌) (ヒユ科)多年草。


山野の林内や竹やぶなど、日のあまり当たらないところに生える。高さ0.5〜1m。茎は四角形で、節がふくらむ。

葉は対生し、長さ5〜15cmの長楕円形で薄く、先はとがる。

茎の先や枝先に細い穂状花序をだし、花序の軸に下向きにぴったりくっつく緑色の小さな花をややまばらにつける。針状の小苞があり、これで動物の体などにくっつく。
小苞の基部に半透明の白い付属物があり、ヒナタイノコヅチより大きい。
花被片は5個で先はとがる。仮雄しべは平たくて、あまり目立たない。

胞果は長さ約2.5mmの長楕円形で、花被片に包まれている。中には種子が1個あり、熟しても裂けない。別名イノコヅチ。

花期は8〜9月。本州〜九州。



01.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 風の松原内のそれこそ日陰地の道路沿いに沢山生育しています。




02.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 採取した全草は、茎は直立し枝葉は対生。ヒナタイノコズチ比較してボリューム感がない。




03.11年08月25日 ヒカゲノイノコズチ 茎は稜があり無毛。茎の断面は、角が円みを帯びた四角形で芯に髄が入る。




04.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 根は横に伸びており、結構根の力はあります。




05.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 葉腋から枝分かれをし、枝も葉も対生。




06.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 葉腋に托葉がある。




07.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 標準的な葉の表裏で卵形〜長楕円形で両端が尖る。




08.11年08月24日 ヒナタイノコズチ 葉の表側と脈に毛がある。




09.11年08月25日 ヒカゲノイノコズチ 葉の縁は無鋸歯であるが毛がある。




10.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 葉先は鋭頭。




11.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 葉の基部は楔形。




12.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 葉柄は1cm程度で短く縦に赤褐色の色があり毛がある。




13.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 葉の裏側脈状と波面に毛がある。




14.15年09月13日 ヒカゲノイノコズチ 果実は茎に総状につき下向きにつける。




15.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 雄しべ5個。中央に雌しべ柱頭。雌しべは雄しべよりも短い。が見える。




16.11年08月25日 ヒカゲイノコズチ 矢印の2個の小苞ですが、普通は赤い色をしていますがこの写真ではまだ早いのか薄緑色でした。




17.15年09月13日 ヒカゲノイノコズチ 熟してきた果実。 




18.15年09月13日 ヒカゲノイノコズチ 1個の果実は稜があり5角形(写真下は果実の横断面)で、長さ6mmの固体。




19.15年09月13日 ヒカゲノイノコズチ 果皮を取り除いた種子の長さは4mm程で、円柱形で、写真下は種子の断面は丸い5角形に見える。




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