能代市風の松原植物調査

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ヒマラヤスギ (マツカ科)常緑高木。


高さ25m径1mほどになるが、自生地では高さ50mに達するものもある。成長が速くきれいな円錐形の樹冠をつくる。樹皮は灰褐色。古くなると鱗片状に剥がれる。枝は長枝と短枝ある。若い枝にはやや密に毛がある。

葉は長枝に螺旋状につき、短枝には多数束生する。長さは4cmほどの針状で銀緑色。

花は雌雄同株。雄花も雌花も短枝につく。
雄花は長さ2〜5cmの円筒形で多数の雄しべが螺旋状につく。

球果は長さ6〜13cmの卵形で先はやや尖る。翌年の秋から晩秋に熟す。枝に尖った球果の軸が残る。
種鱗は大きく幅5cmほどの扇形。種鱗の中に種子が2個入っている。

種子は長さ1〜1.5cmで膜質の大きな翼がある。完全に熟すと種鱗は軸から外れ種子と一緒に落下する。

花期10〜11月。ヒマラヤ西部〜アフガニスタン原産。



01.16年03月06日 ヒマラヤスギ 円錐形の樹形。




02.16年03月06日 ヒマラヤスギ 樹皮は灰褐色で縦に裂け剥がれる。




03.16年03月06日 ヒマラヤスギ 真下から見た枝の状況。




04.16年03月06日 ヒマラヤスギ 枝は水平につき灰色で剥がれる。




05.16年03月06日 ヒマラヤスギ 新しい枝には毛がある2。側芽。




06.16年03月06日 ヒマラヤスギ 短枝につく葉。写真上、葉の上面。写真中断、裏面。写真下段側面。




07.16年03月06日 ヒマラヤスギ 短枝から束生してつく葉は放射状に出、長さ40mm程。




08.16年03月06日 ヒマラヤスギ 長枝。採取した枝の上面。写真下裏面。




09.16年03月06日 ヒマラヤスギ 長枝には螺旋状に葉がつく。葉は多少湾曲し捻れている。長さ25〜57mmとばらつきがある。




10.16年03月06日 ヒマラヤスギ 葉に気孔帯がある。葉先透明で尖る。




11.16年03月06日 ヒマラヤスギ 1面・2面・3面とも気候帯がある。葉の断面は三角形。芯がが空洞?。




12.16年03月06日 ヒマラヤスギ 葉柄基部は茶褐色。




13.16年03月06日 ヒマラヤスギ 落ちていた球果の名残と種鱗。球果は高いところにあり記録できなかった。




14.16年03月06日 ヒマラヤスギ 球果の軸は上向き。軸の長さは5cm。




15.16年03月06日 ヒマラヤスギ 左種鱗背面。右種鱗内面。長さ45mm幅55mmの個体。丸ヶ所に2個の種子が入る。




16.16年03月06日 ヒマラヤスギ 写真上種子は翼があり28mmで幅17ッm。種子の長さ10mmで3分の1 の比率。写真下、種子葉狭卵形で長さ8〜101mm。盛り上がった扁平。




17.16年03月06日 落ちていた雄しべ。雄しべの長さ6〜7cm。




18.16年03月06日 ヒマラヤスギ 雄しべ横断面で、写真上が花柄側。下が先端側。




19.16年03月06日 ヒマラヤスギ 雄しべ縦断面。




20.16年03月06日 ヒマラヤスギ 雄しべ1個の鱗片長さ4mm。




21.16年03月06日 ヒマラヤスギ 冬芽は卵形で芽鱗に覆われ毛があるように見える。




22.16年03月06日 ヒマラヤスギ 葉痕は三角形で維管束1個。




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