能代市風の松原植物調査

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ヒメオドリコソウ(姫踊り子草) (シソ科)2年草。


明治中期に渡来し、東京周辺に特に多い。

茎は寐た基部より直立し、茎は四角形で稜上に短毛がある。高さ10〜25cmになる。

葉は対生し、長さ1.5〜3cmの卵円形で鈍い鋸歯があり、網目状の脈が目立つ。上部の葉は密集してつき下方のものは円くて長柄があり、上方のものは柄が短く茎頂では無柄の苞葉に移行、苞葉は三角状卵形で赤紫色を帯びる。葉面.は細脈に沿ってしわがあり両面とも毛を散生する。

上部の葉腋に長さ約1cmの淡紅色の唇形花を密につけ、殆ど無柄。
上唇は直立して先に小さな凹みがあり下唇は3裂し中片が特に大きい。
雄ずい4個、雌ずい1個。萼はほばその中部まで5裂し裂片はほぼ同型で縁に長毛がある。

果実は(分果)は3稜があり長さ1.5mm。

花期は4〜5月。ヨーロッパ原産。



01.09年03月29日 ヒメオドリコソウ 上部の葉は幾重かに重なって暗紅紫色を帯びて群生している。花は葉の付け根(葉腋)から数個ずつ輪のようにつき葉の間から顔をのぞかせる。淡い紫色の唇形花をつける。整然と規則正しく整列した葉。




02.10年04月06日 ヒメオドリコソウ 採取した個体。匍匐枝から又根をだして飼育。




03.10年04月06日 ヒメオドリコソウ 根は白く細く沢山の根を伸ばしておりおり、根の力はある。




04.10年04月06日 ヒメオドリコソウ 茎は有毛で赤褐色の色をしています。




05.10年04月06日 ヒメオドリコソウ 葉は対生。下部の葉は長い葉柄があります。葉柄にも毛があります。




06.12年05月07日 ヒメオドリコソウ ヒメオドリコソウ 葉の形は三角状卵形で上に行くほど葉が大きくなってつく。




07.12年05月07日 ヒメオドリコソウ 葉の表がに毛が散生。




08.12年05月07日 ヒメオドリコソウ 葉の縁に鋸歯あり。




09.12年05月07日 ヒメオドリコソウ 葉先は鈍頭。




10.12年05月07日 ヒメオドリコソウ 葉の基部切形で柄の長さ5mm程度で有毛。




11.12年05月07日 ヒメオドリコソウ 葉裏面脈状に毛がある。




12.09年03月29日 ヒメオドリコソウ 淡い紫色の唇形花をつける。上唇の外面には毛が密生しており目立つ。下唇はハート形に割れています。下唇には濃い紫色の模様があります。写真下、花の白い個体。初めて見ました。




13.10年04月06日 ヒメオドリコソウ 萼は5裂し、裂片の先がとがり、裂片の先に延びるように脈が隆起し、脈の一部が紫褐色になる。




14.11年05月25日 ヒメオドリコソウ 種子の長さ2mm。透明なひれの様なものがついています。




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