能代市風の松原植物調査

植物名一覧表
科別一覧表
更新履歴
風の松原の成り立ち
風の松原に守られる人々の会 ボランティア活動
ルーペの会観察記録
シダの会観察会
参考図書
登山記録
リンク集



ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙) (アヤメ科)多年草。


名前に水仙」とついていますが、いわゆるスイセンとはまったく別の植物です。

草丈は50cm〜80cmくらいまでなる。地下部には繊維におおわれた「球茎」があります。

葉は先のとがった長い剣状。数枚が根もとから「束生」する。
根もとの方を見ると、互い違いに出た葉が向き合って互いに抱き合うようにつく。

細長い花茎をのばして、途中で数本、分岐する。分岐した花茎にも穂状にたくさん花をつける。
特に蕾のときは花序が丸く弧を描き、南京玉簾のような状態です。
花色は橙色〜朱赤色、真夏の灼熱のイメージの色、情熱的な色。直径は3cm程度。
花柄はなし。花被片は6個で、根もとの方の半分はくっついて筒状になっている。
花被片の先は、ほぼ平らに開きますが、横向きからややうつむき加減に咲く。
花の中は、花被片の筒になる入り口あたりには、花被片よりも濃い色の斑紋がある。
雄しべは3個で、先端の「葯」は黄色。長く突き出ているのは雌しべで、先は3花柱。

花期は6月〜8月。南アフリカ原産。



01.11年08月1日 ヒメオウギズイセン 道路添えの藪のなかに2本ひっそりと咲いている。




02.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 葉は線形で長くツルツルする。縁も同じです。




03.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 葉の表側ですが無毛。




04.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 葉の縁は全縁です。




05.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 葉先は鋭頭。




06.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 葉の裏側無毛。




07.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 葉の断面ですが上が表側です。下が裏側です。主脈が太い。




08.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 花は総状花序につけ、互生です。花は下側から上に向かって咲いていく。




09.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 雄しべ3個、雌しべの1個。




10.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 花径65mmと大きい。




11.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 花の中央部に濃い赤に近い橙色の斑紋がある。




12.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 雌しべ柱頭は大きく3裂しさらに先端でも1〜3裂している。花柱無毛。




13.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 雄しべ3個。




14.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 雄しべ葯は6mmと長く花糸無毛。




15.11年08月01日 ヒメオウギズイセン 花被片は6枚のように見えますが内側A=花弁3個で、B=根もとの方の半分はくっついて筒状になっているのが萼片でではないのか?。




inserted by FC2 system