能代市風の松原植物調査

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ヒメシダ(姫羊歯) (ヒメシダ科)多年草 夏緑性シダ。


水田や畦、湿地、溜池畔などに生える。 地下には横走する根茎があり、まばらに叢生して、ときに大きな群落をつくることがある。

根茎は径1.5mm前後で、無毛か、若い部分にまばらに鱗片をつけ、黒っぽい。

葉柄はわら色で無毛、基部は黒味を帯び、まばらに鱗片がある。鱗片は3角状広楕円形、長さ約2.5mm、幅約0.8mm、淡褐色膜質で、ごく稀に縁にかがある。

葉身は広披針形、15〜60cm、1回羽状複葉で、葉身先端の羽片は序々に小さくなり、葉身下部の羽片は序々に小さくなる。
羽片は披針形で鋭頭、短い柄があり、羽状に深裂〜全裂する。
裂片は鋭頭〜鈍頭、ほぼ全縁かわずかに鋸歯縁、毛はごくわずかにあり、腺毛はない。裂片の葉脈は2叉して葉縁に達する。
秋になると、やや細身で長い胞子葉を出し、裂片が内に巻き、その中に多数の胞子嚢をつける。



01.12年05月11日 ヒメシダ 群生しています。




02.12年05月11日 ヒメシダ 引き抜いてみた姿ですが、このように地下茎が横に伸びてそこから茎葉が立ち上がっているとは知りませんでした。根茎は長く横に這う。




03.12年05月11日 ヒメシダ ここからは6本と脇から2本の茎が立ち上がっています。又根元付近の薄茶色の鱗片葉が沢山つく。




04.12年05月11日 ヒメシダ これが新たに、根から茎が出てきた葉身。写真下、新しい発芽。




05.12年05月11日 ヒメシダ 前に出た茎の枯れた残り。




06.12年05月11日 ヒメシダ 葉柄基部の鱗片葉は、淡褐色の鱗片葉が密生。




07.9.12年05月11日 ヒメシダ 鱗片は3角状広楕円形、長さ約2.5mm、幅約0.8mm、淡褐色膜質。




08.12年05月11日 ヒメシダ 葉柄中程の鱗片葉の状態。鱗片葉はまばらに着く。写真下、葉柄の断面は丸形の四角形に見えます。中の白いのが維管束で2個。




09.12年05月11日 ヒメシダ 維管束2個で、茎の仲間で焦茶色。




10.12年05月11日 ヒメシダ 葉身は広披針形、1回羽状複葉で、葉身先端の羽片は序々に小さくなり、葉身下部の羽片は序々に小さくなる。葉は互生。一番下の葉がハの字になっており跳ね上がるようにつく。




11.12年05月11日 ヒメシダ 葉身は薄緑ががった茶褐色で毛があり、鱗片葉は無い。。




12.12年05月11日 ヒメシダ 羽片は披針形で鋭頭、短い柄があり、羽状に深裂〜全裂する。写真下は裏面。




13.12年05月11日 ヒメシダ 写真左、葉の表側無毛。写真右、葉の裏面有毛。




14.12年05月11日 ヒメシダ 羽片の羽軸の葉柄は短く有毛。




15.12年09月13日 ヒメシダ ソーラスのついた裂片は裏に巻く。ソーラスは中肋と辺縁の中間につき、包膜は円腎形で、辺縁に毛が生える。




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