能代市風の松原植物調査

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ヒメヤブラン(姫藪蘭) (ラン科)多年草。


日当たりのよい草地や林下に生える。匐枝を出して増える。

葉は根生し、線形で長さ10〜20cm、幅2〜3mm、縁には細鋸歯がある。

花茎は高さ10〜15cm、少し扁平で狭い翼があり葉より低い。淡紫色の小さな花がまばらにつく。
花被片は長さ約4mmでやや上向きに咲く。

種子は球形で直径約4mm、光沢のない黒色。ヤブラン属の果実はさく果だが、果皮が薄くて脱落し、種子は径4〜6mmでむきだしになって成熟する。

花期は7〜9月。日本全土。



01.09年08月15日 ヒメヤブラン 小群生して生育。




02.10年07月28日 ヒメヤブラン 採取した固体。丈20cm。花茎よりも葉が長い。葉は根生し、線形で長さ10〜30cm、幅2〜3mm、縁には細鋸歯がある。




03.10年07月28日 ヒメヤブラン 根は白く太い。横に匐枝を伸ばし生育。根張りは相当に強い。





04.10年07月28日 ヒメヤブラン 葉のは線形で、表裏とも無毛。葉の裏側に気孔帯のような白い線2本ある。




05.09年08月15日 ヒメヤブラン 総状に花をつけている。




06.09年08月15日 ヒメヤブラン A=雌しべ1個。B=雄しべ6個。葯は花の一方に集まります。この葯は既に花粉を出し終わっていますが、大きく口を開け、まるで孔開葯のように見える。C=内花被3個。D=外花被3個。




07.11年09月委14日 ヒメヤブラン まだ若い果実。果実は種子が露出し、形4〜5ミリあり、紫黒色に熟す。




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