能代市風の松原植物調査

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ヒレハリソウ(鰭玻璃草)(ムラサキ科)多年草。



全草に粗い毛が多い。茎はよく分岐して、高さ50〜80cm、4条内外の著しいヒレ(翼)があり下向きの毛が生える。

葉は長楕円形で全縁で互生。根生葉は大きく長い柄があり、中部以上の葉の基部は茎に流れて翼となり無柄で、濃い緑色。細脈までよく目立ち、葉面.には短く硬い毛があって著しくざらつく。

茎の上部に長さ2cmほどの鐘形の花をつける。花序は先がくるりと巻き10〜20花よりなって花は下向きに咲く。萼は5裂、花冠は広い筒型で上半分は円く膨らみ、先がごく浅く5裂、花色様々ざまだが野生化しているのは淡紅色のものが多い。
花冠の内面に5雄ずいがつき、雄ずいと互生して狭い三角形で白色の付属体がつく。雌ずい1個。花柱はやや花口より突き出す。

果実は4分果に分かれ、分果は光沢があって平滑。

花期は夏〜秋。ヨーロッパ原産。



01.10年05月21日 ヒレハリソウ 全草に粗い毛が多い。茎はよく分岐して、高さ50〜80cm。




02.09年07月21日 ヒレハリソウ 主幹は木質化しているように見えました。白い毛が凄い。葉は互性。




03.10年05月21日 ヒレハリソウ 4条内外の著しいヒレ(翼)があり下向きの毛が生える。個体数が少ないため茎の断面面は記録できず。




04.10年05月21日 ヒレハリソウ 楕円形の葉もある。




05.10年05月21日 ヒレハリソウ 葉は長楕円形。葉柄は翼状に茎まで流れている。ヒレハリソウの葉は内側に巻きますのでテープを貼って記録。葉柄も葉と同じ長さ。




06.10年05月21日 ヒレハリソウ 靴の長さと同等で30cmもある葉。




07.10年05月21日 ヒレハリソウ 葉の表面に白毛が散毛。




08.10年05月21日 ヒレハリソウ 葉の縁白毛があり、全縁。




09.10年05月21日 ヒレハリソウ 葉の先端は尖る。




11.10年05月21日 ヒレハリソウ 葉の基部は鈍形から円形。基部はの縁は波を打つ感じ。葉柄は翼状に茎まで流れる。(10は省略)




12.09年07月21日 ヒレハリソウ 葉の裏面の脈状に白毛がある。




13.10年05月27日 ヒレハリソウ 。茎の上部に長さ2cmほどの鐘形の花をつける。花序は先がくるりと巻き10〜20花よりなって花は下向きに咲く。




14.10年05月27日 ヒレハリソウ 萼は5裂で白い毛がある。




15.10年05月27日 ヒレハリソウ 花序は先端が巻いている。筒状で先端は5裂し、中間で狭まって白いベルトを巻いたようになっている。




16.10年05月27日 ヒレハリソウ A=雌しべで、薄い紫色。B=黄色のものが雄しべ5個。




17.10年05月27日 ヒレハリソウ 多少斜めから記録。A=雌しべで、薄い紫色。B=黄色のものが雄しべ5個。




18.10年05月27日 ヒレハリソウ 花を半分に開いた。A=雌しべ。B=白い葯がついた雄しべ5個。C=花被5個。下は押さえつけたカッターナイフの刃。




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