能代市風の松原植物調査

植物名一覧表
科別一覧表
更新履歴
風の松原の成り立ち
風の松原に守られる人々の会 ボランティア活動
ルーペの会観察記録
シダの会観察会
参考図書
登山記録
リンク集



ヒロハテンナンショウ(広葉天南星) (サトイモ科)多年草で雌雄異株。


陰湿な林内に生える多年草。主にブナ林に生える。

偽茎は高さ20〜60cm。球茎は径1〜3.5cmで、多数の子球をつける。葉は1枚。

小葉は5〜7枚。鳥足状につき倒卵形か楕円形で全縁。花序は葉より低いところにつき、肉穂花序を出す。仏炎苞は黄緑色で光沢があり、白条ある。花序の付属体は棒状。



01.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 他にもありましたが赤い実が結実しませんでした。




02.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 採取した固体茎は直立する。仏炎苞が葉よりも低いのが特徴。




03.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 1枚の葉が進化して複数の小葉となり、小葉が平面的に付くのを複葉といいます。これは、鳥足状複葉です。葉質は薄く軟らかい。




04.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 茎。 基部の鞘状葉は淡褐色〜赤褐色(現在は白色)で薄い縞模様がある。写真左上は茎の断面ですが楕円形をしています。




05.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 根は白く太く根張りは弱い。




06.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ A=球茎とわき芽となるB=子球。写真下は球茎の横断面。




07.省略。


08.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 葉柄の根元は葉鞘となって筒状に重なり、一見茎のように見えるため偽茎と呼ばれる。




09.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 複葉は1枚で小葉は掌状につき全縁。小葉の形は狭卵形〜狭倒卵形〜長楕円形です。




10.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 葉の表側は無毛。




11.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 鋭先頭。




12.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 葉の縁は波状の鋸歯がある。




13.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 葉の基部は楔形。




14.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 葉の裏側無毛。




15.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 花の苞は白い縦縞のある浅い緑色である。付属帯の東部が見えます。




16.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 仏炎苞には白い縦筋があり隆起する。肉穂状花序とは、穂状花序の一種で、花軸が太い肉質となり、そこに柄のない多数の花がつきます。




17.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ  肉穂状花序の付属帯はこん棒状。写真右は肉穂状花序の付属帯の縦断面。.




18.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 仏炎苞を広げたもので、肉穂状花序を縦に半分に切断して見ました。写真右は仏炎苞を裏側から見た記録ですが仏炎苞は黄緑色から緑色で、光沢があり、隆起する白条がある。




19.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 子房は緑色球状、柱頭は平坦でごく短い微細毛が生える。




20.11年05月15日 ヒロハテンナンショウ 肉穂状花序を縦に半分切断したものです。写真右は子房中に白いものが入っている。何でしょう?。




inserted by FC2 system