能代市風の松原植物調査

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ホトトギス (杜鵑草) (ユリ科)多年草。


山林中のやや湿った所に生える。茎は普通分枝せず、高さ30〜60cmで、茎には上向きの褐色の毛が密生する。

葉は長さ8〜18cm幅2〜5cmの長楕円形又は披針形で先は尖り、無柄で基部は茎を抱き、葉に毛が多い。花被が基部から次第に斜めにつく。

花は茎頂と葉腋に1〜2個ずつつき上向きに咲く。長さ2.5〜2.7cmで内側に紅紫色の斑点多数あり、下部には黄色の斑紋がある。
外花被片3内花被片3、雄しべ6個、雌しべ1個からなる。
花被片には黒紫色の斑紋があり、基部の両側は丸くふくらみ開花時には上半部が急に反り返る。子房は上位で、花柱は先が3裂し、各裂片はさらに2裂する。

花の斑点を鳥のホトトギスの胸の斑点に見立てたものという。

花期8〜9月。北海道〜九州。


01.14年10月25日 ホトトギス 日陰地に生育していて直立しないで斜めに伸びています。




02.14年10月25日 ホトトギス 上部にだけ葉がつき下部は茎のみので、丈は55cmの個体でした。




03.14年10月25日 ホトトギス 茎に毛があり、多少斜め上向きにつく。茎の断面はほぼ円形。




04.14年10月25日 ホトトギス 根にムカゴのようなものがありここが交点となり四方八方に根が伸びている。




05.14年10月25日 ホトトギス 葉は互生。




06.14年10月25日 ホトトギス 葉は茎を抱く。




07.14年10月25日 ホトトギス 葉は長楕円形。左側から右側に行くほど上につく葉の変異です。右の写真は葉の表裏の記録です。葉質は厚い。




08.14年10月25日 ホトトギス 葉の表側に毛がある。




08.14年10月25日 ホトトギス 葉の表側に毛がある。




10.14年10月25日 ホトトギス 葉の縁は全縁で縁に迄毛がある。




11.14年10月25日 ホトトギス 葉の基部は緩いくさび形〜鈍頭。




12.14年10月25日 ホトトギス 葉の裏全体に毛がある。




13.14年10月25日 ホトトギス 花柄に包葉があり卵形で、表側は無毛だが縁に毛があり、裏側には毛がある。




14.14年10月25日 ホトトギス 上は花を正面から。中は側面から。下は雌しべ柱頭と雄しべ。




15.14年10月25日 ホトトギス 花柄は葉腋から出る。




16.14年10月25日 ホトトギス 花柄に毛がある。




17.14年10月25日 ホトトギス 写真上は内花被片の面裏側で長さ35mm。写真下は外花被の表裏で長さは内花被片より短く30mm。




18.14年10月25日 ホトトギス A=雌しべ1個と雄しべ6個。




19.14年10月25日 ホトトギス 雌しべ1個で子房も含めて長さ25mm。




20.14年10月25日 ホトトギス 雌しべは花柱が3裂し各裂片はさらに2裂する。上は正面から。下は裏側から。腺毛状の突起が多数ある。




21.14年10月25日 ホトトギス 写真1子房の長さ10mm。写真2毛がある。写真3子房を縦に切断したらまだ若い種子が入っていました。3室に別れて各室に偏平な種子がびっしりと積み重なっている。




22.14年10月25日 ホトトギス 雄しべ6個長さ25mmで花糸に模様がある。葯は濃い紫色で長さ5mm。まだ花粉が残っているように見えます。




23.14年10月25日 ホトトギス 左写真は蕾ですが花被片に毛がある。右写真は花被片を取り除いて蕾の中を見たものですが開くのを待っている状態。




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