能代市風の松原植物調査

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ホウチャクソウ(宝鐸草) (ユリ科)多年草((擬似一年草とは、地下茎には長短の二型があるとされる。親地上茎は冬期に枯れて地下茎による接続が切れてしまうので、各地上茎は独立して存在する。地下茎を延ばして先端に翌年の株ができること)。

丘陵の林内に生える。茎は上部で分枝し、高さ30〜50cmになる。

葉は互生し、長さ5〜15cm、幅1.5〜4cmの長楕円形〜広楕円形で先はとがり、表面は光沢がある。

枝先に淡緑白色の花が1〜2個垂れ下がってつく。花披片は長さ2.5〜3cmで筒状に集まる。花被片の基部はふくらみ、上半部は緑色が濃い。液果は直径約1cmの球形で熟すと黒くなる。

花期は4〜5月。日本全土。



01.11年05月29日 ホウチャクソウ 日当たりの悪い所に群生。




02.11年05月29日 ホウチャクソウ 茎は直立する。根は強く途中で折れる。擬似一年草《(擬似一年草とは、地下茎には長短の二型があるとされる。親地上茎は冬期に枯れて地下茎による接続が切れてしまうので、各地上茎は独立して存在する。地下茎を延ばして先端に翌年の株ができること)。茎に苞葉がある。矢印。




03.11年05月29日 ホウチャクソウ 根は白く太く意外と深く入っており、根張りは凄い。




04.10年05月26日 ホウチャクソウ 茎は無毛でこの写真ではマムシグサの茎に似ているが模様が小さい。茎の断面は稜がある矢印。




05.10年05月26日 ホウチャクソウ 葉は互生。




06.10年05月26日 ホウチャクソウ 葉は茎に抱く。




07.10年05月26日 ホウチャクソウ 葉は光沢がある。葉は長楕円形〜広長楕円形。標準的な葉の表裏。




08.10年05月26日 ホウチャクソウ 葉の表側無毛。




09.10年05月26日 ホウチャクソウ 葉の先端は突形。




10.10年05月26日 ホウチャクソウ 葉の縁は無鋸歯。




11.10年05月26日 ホウチャクソウ 葉の基部ですが、くさび形。茎に巻いていて短い葉鞘のような形になっている。




12.10年05月26日 ホウチャクソウ 葉の裏は無毛。




13.16年05月18日 ホウチャクソウ 花は枝の先に1〜4個ついて垂れ下がる。




14.10年05月26日 ホウチャクソウ 花弁は独立した6枚が筒状に集まって平開せず、長さは2〜3センチくらいで白色をした筒状の花弁は先端がすこし緑色を帯びる。




15.11年05月29日 ホウチャクソウ 花のお尻、萼片6個ですが、これは花被片に色がついているだけのようです。




16.10年05月26日 ホウチャクソウ 花柄は長く無毛。




17.10年05月26日 ホウチャクソウ 花を半分にしたものですが子房(緑色)と雌しべと茶色の葯がついた雄しべが6個。花内部は白い花柱を,黄色の雄しべの葯が取り囲む。




18.11年05月29日 ホウチャクソウ 花を正面から見たら、雌しべ柱頭は3裂している。写真下、雄しべ6個。




19.11年05月29日 ホウチャクソウ A=子房。B=雌しべ1個で花柱白色で無毛。C=柱頭3裂。D=雄しべ6個で花糸白色で無毛。E=葯。F=花弁6個。




20.11年05月29日 ホウチャクソウ 横から見ると柱頭が2裂にしか見えませんが、3裂しています。雄しべ葯は黄色で、花糸は無毛です。




21.11年05月29日 ホウチャクソウ 子房は緑色で無毛です。




22.11年06月14日 ホウチャクソウ まだ若い果実。果実の先に雌しべをまだつけていました。




23.11年06月14日 ホウチャクソウ 液果は直径約1cmの球形で熟すと黒くなる。まだ若い種子。




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