能代市風の松原植物調査

クルマムグラ（車葎）　（アカネ科）　多年草。

草原などに生え、20〜80cmになる。茎にはまばらに下向きの毛が生える。

葉は対生し長さ5〜15mmの葉柄があり、卵形または長卵形で長さ2〜4cm、基部は丸く、ふちには鋸歯がある。

枝先の花穂に紅紫色の花を数段に輪生し、仮輪は互いに離れてつく。
それぞれの花には線形の小包葉があり、萼より長く突き出し目立つ。
花冠は長さ6〜10mm、上唇は小さく、下唇は大型で3裂する。雄しべは4個あり、うち2個が長い。
花冠の外面に微毛があり、内面に赤い斑点がある。
萼は紅紫色を帯び、開出毛がある。萼の上唇の歯は細長く尖る。

果実は2個の分果からなり長いかぎ状の毛を密生する。

花期は8〜9月。北海道〜九州。



０１．１６年０５月１８日　クルマムグラ　日陰地に大群生。

０２．１６年０５月１８日　クルマムグラ　大群落を作っている。

０３．１６年０５月１８日　クルマムグラ　バックに板をおいて記録。茎は直立する。葉は対生。

０４．１６年０５月１８日　クルマムグラ　採取した固体は、丈30cmで根茎からでて生育している。輪生の葉を4段につけている個体。

０５．１６年０５月１８日　クルマムグラ　根茎で伸び大群落を作る。根を辿って掘っていくが縦横無尽に根が伸びている。

０６．１２年０５月２３日　　クルマムグラ　茎は無毛。稜も無毛なのでクルマムグラとした。触ると4角ですが、辺が凹む。茎は4稜形で、芯は円形の空洞。このように断面を見ると星形。

０８．１６年０５月１８日　クルマムグラ　葉の交点部。上が表側。下が裏側。

０９．１６年０５月１８日　クルマムグラ　葉の変異。左上段。右下段。中程につく葉大きい。葉は大きく６〜8枚つける。葉の径は40〜80mm。

１０．１６年０５月１８日　クルマムグラ　1個の葉の長さは1cm〜4cmで、巾5〜12mmまで。合成写真です。

１１．１６年０５月１８日　クルマムグラ　葉の表無毛。

１２．１６年０５月１８日　クルマムグラ　葉の先鈍頭だが尾突起がある。

１３．１６年０５月１８日　クルマムグラ　毛縁形の鋸歯がある。

１４．１６年０５月１８日　クルマムグラ　柄は無く基部楔形。

１５．１６年０５月１８日　クルマムグラ　葉の裏側無毛。

１６．１６年０５月１８日　クルマムグラ　花を集散花序につける。

１７．１６年０５月１８日　クルマムグラ　花は茎頂に散形につく。色は白色ですがカメラノ調整でこのような色になりました。

１８．１６年０５月１８日　クルマムグラ　花は花弁４雄しべ個、花弁は反り返る。

１９．１６年０５月１８日　クルマムグラ　花茎5mm。

２０．１６年０５月１８日　クルマムグラ　1個の花弁の長さは4mmで表裏と無毛。長卵形。

２１．１２年０５月２３日　クルマムグラ　Ａ=雌しべ柱頭２個。雄しべ４個。花弁４個。

２２．１６年０５月１８日　クルマムグラ　花弁、雄しべを取り除いた雌しべ1個で柱頭２裂。花柱白色で無毛。

２３．１２年０５月２３日　　クルマムグラ　子房部〜萼片にかけて開出毛がある。花柄無毛で長さ1mm。

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