マンテマ(−−) (ナデシコ科)1?越年草
江戸時代末期に渡来した。庭などに植えられたものが野生化し、本州?九州の海岸などに群生している。
高さ20?30cmになり、全体に開出毛があり、上部には腺毛もまじる。
葉は長さ2?4cm。茎の下部の葉はへら形、上部の葉は倒披針形で先がとがる。
茎の上部に直径約8mmの花が総状につく。花は一方に偏ってつく。花弁は白色で、舷部の中央に紅紫色の大きな斑点があり、基部には披針形の小鱗片がある。
萼筒には赤褐色を帯びた10脈があり、花のあと卵形に膨らみ、長い毛と短い腺毛が生える。花柄は短く基部に柄より長い1苞葉がある。
さく果は萼に包まれたまま熟す。
花期は5?6月。
ヨーロッパ原産。
01.07年06月16日 マンテマ 高さ20?30cmになり、全体に開出毛があり、上部には腺毛もまじる。花は偏ってつく。
02.07年06月16日 マンテマ 葉は対生。
03.07年06月16日 マンテマ 茎の下部の葉はへら形、上部の葉は倒披針形で先がとがる。
04.07年06月16日 マンテマ くき、萼片に腺毛がある。
05.07年06月16日 マンテマ 葉の表裏は有毛。
06.07年06月16日 マンテマ 花弁は白色で、舷部の中央に紅紫色の大きな斑点がある。
07.07年06月16日 マンテマ A=基部には披針形の小鱗片がある。
08.07年06月16日 マンテマ A=小鱗片。B=雄しべ長短計10個。雌しべ1個で3花柱ある。写真では沢山あるように見える。
09.07年06月16日 マンテマ 花が咲いているのに果実が熟してきている。刮ハの先端は6つに割れ、その口から種子が散布される。写真下は種子で、長さ0.7mm横から見ると腎臓形で大きな凹みがあり、全面に尖った凸点を密生させ黒色で光沢を欠く。