能代市風の松原植物調査

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マルスグリ
(別命オオスグリ・セイヨウスグリ)ユキノシタ科 落葉低木。

単独で生育するか、短い側枝を基点とした2-3本の木からなり、放射状に広がる茂みを形成する。
枝の節に長さ6〜10mmの鋭い棘がある。棘はびっしりと生える。
葉は互生。葉身は長さ幅ともに2〜3cmで、基部は切形。3〜5中裂し粗い鋸歯がある。
花は、前年の葉腋に小さな花を1〜3個つける。萼片は5個で反り返る。花弁は長さ2.5〜4mmのヘラ形で直立する。花柄には軟毛と繊毛が密生する。
果実は液果で、径約1cmの球形。8月に黄緑色に熟す(まれに濃い紫のものも存在する)。果実には普通は細かい毛が生えているが、毛を持たない変種もある。
花期5〜6月。
ユーラシア大陸〜北アフリカ原産。



01.12年05月03日 マルスグリ 風の松原内では群生して生育している。




02.12年05月02日 マルスグリ 樹皮は灰色で表皮がはげている。




03.12年05月02日 マルスグリ 採取した幹。葉は互生。




04.12年05月02日 マルスグリ 普通棘は2本対生につくがまれに3本のもある。写真下は1本の棘の長さ12mm。上部で強く刺されと痛い。




05.12年05月02日 マルスグリ 葉は短枝から5枚ほどでる。




06.12年05月02日 マルスグリ 担子は長さ20mm。




07.12年05月02日 マルスグリ 1個の短枝につく葉は5枚で表現がどうかわかりませんが鳥足状複葉?で、腎形。葉は丸みを帯び切れ込みが多く入る。托葉がつく。托葉は13mm。




08.12年05月02日 マルスグリ 托葉は毛が密生。写真下、葉裏に毛がある。




09.12年05月02日 マルスグリ 葉の表に毛がある。




10.12年05月02日 マルスグリ 葉先は鋸歯状。




11.12年05月02日 マルスグリ 葉の縁は不揃いな鋸歯で3深裂している。




12.12年05月02日 マルスグリ 葉の基部は切形。




13.12年05月02日 マルスグリ 葉柄は15〜30mmで毛がある。




14.12年05月02日 マルスグリ 花は、前年の葉腋に小さな花を1〜3個つける。




15.12年05月02日 マルスグリ 花の長さ13mm。花柄の長さ5から8mm。花柄に苞葉がある。写真下萼片に毛がある。




16.12年05月02日 マルスグリ 苞葉の長さ18mmで毛がある。




17.12年05月02日 マルスグリ 花の正面。萼片は5個で反り返る。花弁は長さ2.5〜4mmのヘラ形で直立する。




18.12年05月02日 マルスグリ 花を穂いてみた。A=雌しべ緑色で1個。B=雄しべ5個で花糸白色で無毛。C=花弁5個。D=子房。E=萼片反り返る。




19.12年05月02日 マルスグリ 雌しべ花柱2個に見える。




20.12年05月02日 マルスグリ 花柄には軟毛と繊毛が密生する。




21.12年07月13日 マルスグリ 果実が熟してきた。写真下、果実の径13mm。縦に縞模様が入っている。




22.12年07月23日 マルスグリ 果実を半分に切断した断面で液果。種子が見える。




23.12年07月23日 マルスグリ 写真上はゼリー状に包まれた種子。写真下はゼリー状のものを取り除いた種子でテッシュの繊維が絡んでいる。茶褐色で3mmで卵形の種子。




24.16年01月24日 マルスグリ 頂芽と側芽は長さ6mm程。




25.16年01月24日 マルスグリ 葉痕は枝をとりまいている細い三日月形で維管束3個?。




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