能代市風の松原植物調査

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マタタビ(木天蓼)(マタタビ科)落葉蔓性木本。雌雄異株。


山地や丘陵、原野の林縁に生える。

つるは紫黒色。楕円形、線状の皮目が多い。若枝ははじめ淡褐色で軟毛があるが、のちに無毛。

冬芽は、半隠芽。隆起した葉枕に埋もれ、先端だけ見える。葉痕は円形で、維管束は1個葉は互生。

葉は長さ約6?15cm、幅3.5?8cmの広卵形。先端は鋭くとがり、基部は円形?切形、ふちには刺状の小さな鋸歯。
質は薄く、両面の脈上にかたい毛が散生する。裏面ははじめ脈や脈腋に淡褐色の軟毛があるが、のちに落ちる。枝の上部につく葉は花期に表面が白色になる。葉柄は2?7cm。

本年枝の中部付近の葉腋に芳香のある白い5弁の花を下向きにつける。花は直径2?2.5cm。花弁は5個、広楕円形で長さ1?1.2cm。雄しべは多数。葯は黄色。両性花の子房は長楕円形で無毛。花柱は線形で多数あり、放射状に開出する。萼片は5個。

果実は液果。長さ2?2.5cmの長楕円形で、先端はくちばし状に細くなり、10月に橙黄色に熟す。中には長さ約1.5mmの小さな種子がある。

花期は6−7月。北海道−九州。



01.09年06月13日 マタタビ 風の松原内にはこれ1本のみしか知りません。他の木に覆い被さり叉絡み合ったりして生育しています。





02.08年01月04日 マタタビ マタタビのツルの複雑な生育状況。





03.10年07月13日 マタタビ ツルは薄緑色で白い縦の皮目がある。花柄ほ無毛で萼片5個。白い花を下向きにつけ,花弁、萼片は5個,雄しべが多数ある。雌しべは,花柱が線形で放射状に開出する。この個体の花はよく分かりません。





04.09年06月13日 マタタビ 葉は互生。花期にはえださきの葉が白くなる。茎の先端付近に白いものがあり、よく目立つ。この葉は、芽だしの頃は緑であり、その後に白い斑紋ができ、やがて再び緑色になる。





05.10年07月13日 マタタビ 卵円形で質は薄く、裏面は淡緑色。





06.10年07月13日 マタタビ 白くなった表側の葉の表面。





07.10年07月13日 マタタビ 白くならない表側の葉の表面。表面はほぼ無毛。





08.10年07月13日 マタタビ 縁には刺状の鋸歯が並ぶ。





09.10年07月13日 マタタビ 葉のさきは先端はやや尾状に尖る。





10.10年07月13日 マタタビ 葉の基部は心形〜切形。





11.10年07月13日 マタタビ 葉柄は無毛。葉柄は赤味を帯びるとありますがこの個体は緑色。





12.10年07月13日 マタタビ 葉裏の脈は浮きでており、裏面は脈の側面などに縮毛を有する。





13.12年07月06日 マタタビ このように花は下向きにつける。





14.12年07月07日 マタタビ 両性花のようです。





15.12年07月07日 マタタビ 雄しべは沢山ある。





15−2.12年07月07日 マタタビ 萼片5個で無毛。花径22mm程。





16.12年07月07日 マタタビ この個体の花被片は長さ14ミリ、幅10ミリあり円形〜広楕円形。5個。





17.12年07月07日 マタタビ 果柄に茶色のものがある。はてなんでしょうか?。





18.12年07月07日 マタタビ 花柄は短く緑色で茶色の毛があります。





19.12年07月07日 マタタビ 両性花の雌しべ。線形の花柱が放射状に広がっている。





20.12年07月07日 マタタビ 雌しべを斜めから記録したものです。線形の花柱が放射状に広がっている。これがマタタビの特徴。子房は白色で台座のようになっています。





21.12年07月07日 マタタビ 雄しべ葯は黄色で花糸は白く無毛。長さ8ミリでした。





23.11年11月14日 マタタビ 虫えいを横に切断した断面ですですが、相当虫に食われている。黒い部分がそうです。





24.11年12月06日 マタタビ 半隠芽。隆起した葉枕に埋もれ、先端だけ見える。葉痕は円形で、Uの字形維管束又は馬蹄形。




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