能代市風の松原植物調査

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メダラ(雌だら) ウコギ科 落葉低木。

日当たりのいい山野に生え、高さ3?5m。刺はないか少ない。刺の多少以外はタラノキと同じ。
冬芽は、円錐形。頂芽は大きく、側芽は小さい。葉痕はV字?U字形。維管束痕は30?40個。
葉は枝先に集まって互生し、長さ約1mの大形の奇数2回羽状複葉で、葉柄の基部は茎を抱く。
小葉は5?9枚、長さ5?12cmの卵形で、先はとがり、鋸歯。
大形の複総状花序に小さな白い花を多数つける。果実は球形で黒く熟す。
花期は8?9月。
北海道?九州。

参考:棘が多いものをタラノキとし、刺のないか少ないものを品種メダラとして区別する考えがある。
葉の形態について、普通図鑑では奇数2回羽状複葉とされるが、タラノキは複数の形式が組み合わさっていて掌状羽状複葉に分類されている。



01.11年08月26日 メダラ まずまず日当たりのよい所で生育。




02.10年03月03日 メダラ 樹皮は縦に裂け灰色であり、丸く茶色の皮目が目立つ。これが棘の後。棘がほとんど無い。




03.10年05月22日 メダラ 本年枝に毛がある。断面には小さな量があり楕円形で芯に白い髄がある。




04.10年05月22日 メダラ 長さ約1mの大形の奇数2回羽状複葉で、葉柄の基部は茎を抱く。




05.10年05月22日 メダラ 葉の裏面は粉白い。




06.11年08月24日 メダラ 葉軸に毛がある。




07.11年08月24日 メダラ 枝分かれ交点は赤みがあります。




08.11年08月24日 メダラ 小葉の基部は、柄があるかないかあっても短い。




09.11年08月24日 メダラ 葉は卵形で長さ12~17cm幅6~9cmの固体。




10.12.10年05月22日 タラノキ 葉の表に毛がある。葉の裏に毛があり葉脈が浮きでる。




11.10年05月22日 タラノキ 葉の縁に鋸歯あり。




12.10年05月22日 タラノキ 葉の先は鋭頭。




13.10年05月22日 タラノキ 葉の基部は円形で、葉柄は短く毛がある。




14.10年09月09日 メダラ 大形の複総状花序に径3ミリの小さな花を多数開く。 雌性期の花。花弁、雄しべ、花柱は5個。円錐状の大型花序で、1つの花はがく片、花弁、雄しべ、花柱、いずれも5の数で成りたっている。




15.11年08月26日 メダラ 雄性期の花。両性花は雄しべが先に熟し、花弁や雄しべが落ちてから雌しべが熟す。




16.11年08月26日 メダラ 花径は4mmで、萼片は5個。花柄に毛があります。




17.11年10月04日 メダラ 黒く熟した果実。挿入写真は果実ウィを上から見ると5角形。1個の果実に4個の種子が入っている。長さ2mmで楕円形。




18.10年03月03日 メダラ これは頂芽です。冬芽は、円錐形。頂芽は大きく、側芽は小さい。




19.10年03月03日 メダラ 葉痕葉痕はV字〜U字形。維管束痕は30〜40個。





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