ミドリハコベ(緑繁縷) (ナデシコ科)1〜2年草。
図鑑によってはハコベ別名ミドリハコベとの記述があり、又その逆もあります。ここではミドリハコベで投稿します。
至る所に生える。全体に柔らかく、よく分枝して高さ10〜30cmになる。
茎には片側に並んで毛が生えている。
葉は対生し、長さ1〜3cm、幅0.6〜2cmの卵形で上部の葉は無柄。
花は径6〜7mmで花弁が基部近くまで2裂するので10弁のように見える。雄しべは4〜10個。花柱は3個。
刮ハは卵形で6裂する。種子には尖った突起がある。
花期3〜9月。
日本全土。
01.12年04月13日 ミドリハコベ 日当たりのいい、道路端に群生。
02.11年05月05日 ミドリハコベ よく分枝して高さ10〜30cmになる。採取した固体は丈は15cm程。葉は対生。
03.11年05月05日 ミドリハコベ 根は横にも這い生育している。根は長く13cm位あり上背そんなに変わりません。根張りは強い。
04.11年05月05日 ミドリハコベ 茎には片側に並んで毛が生えている。茎の切断面ですが、円形で、芯は中空。
05.11年05月05日 ミドリハコベ 葉は卵形。左から、右に、下の葉から上の葉に行きます。下の葉は葉柄があり上に行けば葉は茎に抱きます。先は尖り、縁は波を打ち、基部は鈍形からくさび形まで様々です。1cm〜3cmの長さ。
06.12年04月13日 ハコベ 葉は卵形で先が尖る。標準的な葉の表裏。
07.11年05月05日 ミドリハコベ 葉の縁無鋸歯。葉が波を打つ。
08.11年05月05日 ミドリハコベ 葉の表面無毛。
09.11年05月05日 ミドリハコベ 葉の裏側です。主脈は浮きでており基部付近の主脈に僅かですが毛がある。
10.11年05月05日 ミドリハコベ 葉柄に僅かであるが毛がある。
11.11年05月07日 ミドリハコベ 花の全体像。雄しべ10個ある。雌しべ1個、雌しべの先端が3分岐している。
12.16年04月06日 ミドリハコベ これが1個の花弁で深裂している。花弁の長さ2〜3mm。
13.11年05月05日 ミドリハコベ 花弁を取り除いてみた花の造りですが、子房が非常に大きいのが特徴と思います。雄しべ6本位に見えます。花糸は無毛です。雌しべ花柱は毛がありそうですが私のカメラではここまでです。
14.16年04月06日 ミドリハコベ A=萼片。B=花弁。C=子房。D=雄しべ。E=雌しべ柱頭。
15.16年04月06日 ミドリハコベ 花の径7〜8mm。萼片5個で長さ4mmで披針形で表面と縁に腺毛がある。
16.11年05月05日 ミドリハコベ 萼片には腺毛があり、其の萼片より花弁が短い。
17.11年05月31日 ミドリハコベ 種子は円盤形で、周囲に三角状のとがった突起がある。