能代市風の松原植物調査

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メヒシバ(雌日芝) (イネ科) 一年草。

畑地や日当たりのよい路傍、空き地などに生育し、群生する。
茎は高さ30〜90cm。茎の下部は地表に接して節から根をおろし、上部は斜上する。
葉は長さ10〜20cm、幅5〜15mmの広線形薄くて柔らかい。
裏面にだけ毛があるが、幼苗の葉は両面にある。葉舌は長さ2〜3mm。葉鞘には長い開出毛がある。
花序は散房状、長さ5〜15cm、花軸は5〜8個に分かれ翼があり、翼の縁はざらつく。
小穂は披針形で、長さ2.5〜3.5mm。第1苞穎は長さ0.5mm、第2包穎は1.8mm、毛がある。
第1小花は護穎だけ、第2小花の護穎と内穎は厚く無毛。果実は乳白色、長さ2mm。
花期は7〜11月。
北海道〜沖縄。

参考:似た花に仲間にアキメヒシバ、コメヒシバがある。
 アキメヒシバの中軸には小さな微細突起がある。小穂は卵状楕円形。葉鞘は無毛。
 コメヒシバの中軸には微細突起はない。葉舌部にのみ白色長毛。第1苞穎はほとんど退化している。



01.11年08月15日 メヒシバ 日当たりのよいところの道路端に群生。




02.11年08月15日 メヒシバ 11年08月15日 メヒシバ 採取した固体は丈1.2m。茎は高さ30〜90cm。茎の下部は地表に接して節から根をおろし、上部は斜上する。




03.11年08月15日 メヒシバ 株状から1本だけ小分け。葉は互生。花茎は立ち上がり、花序は散房状。挿入写真は節部は肥厚し、葉鞘口部は白い長い毛がある。茎の断面は楕円形で茎の周囲に白く長い毛がある。




04.11年08月15日 メヒシバ 茎の下部は地表に接して節から根を降ろす。根張りは相当菜ものです。




05.11年08月15日 メヒシバ 葉は長さ10〜20cm、幅5〜15mmの広線形薄くて柔らかい。左から写真下は、上から上に行くと段々葉が小さくなってきます。葉の縁が波を打つようなしわがよる。




06.11年08月15日 メヒシバ 葉の表面無毛。裏面白い毛が散生する。




07.11年08月15日 メヒシバ 葉の縁に毛縁がある。




08.11年08月15日 メヒシバ 葉先は尾状鋭尖形。IMG_0149




09.11年08月15日 メヒシバ 葉の断面ですが上が表側。下が裏側になりますが、葉は裏側に湾曲している。




10.11年08月15日 メヒシバ 葉鞘に白い毛がある。




11.14年08月14日 メヒシバ 上部につく葉鞘口部は完筒型。右は口部を開いてみたものですが、葉舌は膜質。1〜2mm。




12.11年08月15日 メヒシバ 花序は散房状、長さ5〜15cm、花軸は5〜8個に分かれ翼があり、翼の縁はざらつく。




13.11年08月15日 メヒシバ 穂の軸は上面が偏平な浅い三角になっており、下の二面に小穂が密着するようについている。右はA=雌しべ。B=雄しべ。




14.11年08月15日 メヒシバ 小穂は先のとがった披針形で、長さは約3mm、緑色をしている。小穂は果実が熟すと基部で折れて脱落する。小穂の護穎には白く長い毛が沢山生える。





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