能代市風の松原植物調査

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ミチタネツケバナ
(道種浸け花) (アブラナ科) 越年草。帰化植物。 

茎は普通、直立し、下部には下向きの毛があるが、上部ではないのが普通。
茎の上部には葉が少なく、下部に集まってつく。葉は羽状複生葉、小片は広楕円形で頂小片が大きく、頂小片は卵円形。果期にも根生葉が枯れない。茎、葉は無毛。
総状花序を出し、白色で小形の花弁4枚の十字状花を開く。花弁の長さ2〜3mm、雄しべが4個のものが多い。花柱は長さ0.3〜1o。長角果は花茎に寄り添うように上向きにつく。
花期は4〜6月。
ヨーロッパから東アジア原産。

参考:同じ仲間のタネツケバナは果期には根生葉がなく、小葉は細長く、花弁が3〜4oと大きい。ヨーロッパ原産。参考文献:原色野草図鑑 保育社 長田武正。松江の花図鑑



01.11年4月29日 ミチタネツケバナ 茎は普通、直立して成長する。果期にも根生葉が枯れない。




02.11年4月29日 ミチタネツケバナ 採取してみた全体像です。茎の上部には葉が少なく、下部(根生葉)に集まってつく。高さ10cm程度。根生葉が残る。




03.11年4月29日 ミチタネツケバナ 根は分枝していないが根張りは非常に力強い。




04.11年4月29日 ミチタネツケバナ 茎は下部で赤褐色。上部で緑色をしている。茎は無毛。葉腋の所に白い毛が見えます。




05.11年4月29日 ミチタネツケバナ 茎の断面ですが何と表現すればいいのでしょうか。三角形の形をしています。




06.11年4月29日 ミチタネツケバナ 葉(根生葉を採取)は羽状複葉、小片は広楕円形で頂小片が大きく、頂小片は卵円形。




07.11年4月29日 ミチタネツケバナ 小葉は広惰円形、柄があり、頂葉が最も大きい。これは葉の表側ですが毛があるのが判ります。




08.11年4月29日 ミチタネツケバナ 葉の表面に白い針のような毛が散生しています。




09.11年4月29日 ミチタネツケバナ 葉の裏面ですが無毛です。




10.11年4月29日 ミチタネツケバナ 果実(長角果)は茎に沿うように斜上する。




11.11年4月29日 ミチタネツケバナ 長角果の拡大ですが毛が散生しています。角果は2心皮。2室よりなる果実で、熟すと果皮が下方から縦に裂け中央に薄い隔膜を残す。ゲンノショウコの御輿みたいになることです。




12.11年4月29日 ミチタネツケバナ 花弁4個。雄しべ4個で花糸は白色です。雌しべが中央にあり花柱は緑色をしています。




13.11年4月29日 ミチタネツケバナ 花の裏側ですが萼片4個です。萼片の縁がやや白っぽく見えます。




14.12年06月21日 ミチタネツケバナ 種子。カタツムリのように見えます。楕円形で径1mmに満たない薄平たいものです。





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