能代市風の松原植物調査

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ミツバアケビ(三葉木通) (アケビ科) 葉つる性木本。

山野にふつうに生える。ときに葉は越冬する。
樹皮は灰黒褐色。円形の皮目がある。つるは右巻き。古いつるには短枝が発達する。
冬芽は長さ2?4mmの卵形。芽鱗は12?16個ある。葉痕は半円形。
葉は互生。古いつるでは短枝に集まってつく。3出複葉で、葉柄は2?14cm。
小葉は長さ2?6cm、幅1.5?4cmの卵形。先端は少しへこみ、基部は丸い。縁には大きな波状の鋸歯がある。雌雄同株。
葉腋から総状花序が斜めに垂れ下がり、濃紫色の花をつける。花には花弁はなく、花弁状の萼片が3個ある。花序の先端には雄花が10数個。基部側に大型の雌花が1?3個つく。雄花は直径4?5mm、花柄は長さ約3mm、雄しべは6個。雌花は直径約1.5cm、花柄は長さ2?4cm、円柱形の雌しべが3?6個ある。
果実は液果。長さ約10cmの長楕円形で、10月に熟す。熟すと紫色を帯び、裂開する。種子は黒褐色、長さ4?5mm。
花期は4?5月。
北海道?九州。


01.08年10月19日 ミツバアケビ 葉は互生で、枝先に束生状につく。マツに絡んで生長しているミツバアケビ。




02.11年05月12日 ミツバアケビ 樹皮は樹皮は灰黒褐色。縦に裂ける。




03.11年05月12日 ミツバアケビ 茎は円形。




04.11年05月12日 ミツバアケビ この個体のツルは左巻きの固体。




05.11年05月12日 ミツバアケビ 古いつるでは短枝に集まってつく。一つの短枝からから3つの柄が出る。柄の基部に開いた苞葉がある。




06.08年10月19日 ミツバアケビ 葉は3出複葉で、縁に波状の不規則な鋸歯がある。小葉は卵形叉は広卵形で、葉表無毛。長い柄がある。質は硬く、しっかりとしている。葉の裏無毛で脈が浮きでる。




07.09年05月06日 ミツバアケビ 沢山の花をつけたミツバアケビ。葉腋から総状花序を垂れ下げる。花軸は長い。基部に近い方に1〜3個の雌花、先端に多数の雄花をつける。




08.09年10月19日 ミツバアケビ 基部に近い方に1〜3個の雌花、先端に多数の雄花をつける。




09.11年05月11日 ミツバアケビ 雌花。花弁はなく、3個の萼片が花弁状に平開する。雌しべの数は3〜6個とばらつきがある。柱頭はかなり粘つく。雌花序の裏側。




10.11年05月11日 ミツバアケビ 雄花。球状に集まる。雄しべはふつう6個ずつ。雄しべの基部には、やはり3個の萼片がある。雄花ですが、写真下、雄しべはふつう6個あります。雄しべを取り除いてみますと、雄花の中央部に雌しべの痕跡のようなものらしい突起物があります。それと雄花のは3個の萼片があります。




11.11年10月12日 ミツバアケビ 大きな口を開けた熟した果実。果実の果肉から種子が見える。




11.11年10月12日 ミツバアケビ 大きな口を開けた熟した果実。果実の果肉から種子が見える。




11.11年10月12日 ミツバアケビ 大きな口を開けた熟した果実。果実の果肉から種子が見える。





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