能代市風の松原植物調査

植物名一覧表
科別一覧表
更新履歴
風の松原の成り立ち
風の松原に守られる人々の会 ボランティア活動
ルーペの会観察記録
シダの会観察会
参考図書
登山記録
リンク集



ミツバツチグリ
(三葉土栗) (バラ科)多年草。

山野の陽当たりのよい所に生え、高さ15〜30cm。地下に肥大した根茎があり匐枝を出す。四方に走出枝をのばしてふえる。
葉は3小葉からなり、匐枝につく葉は少し小さい。根生葉は長い柄がある。小葉は楕円形で鈍い鋸歯があり、両面無毛。
花茎は高さ15〜30cmになり、集散状に径1.5〜2cmcmの黄色い5弁花をつける。痩果は帯白褐色、長さ1.1〜1.2o、幅0.8〜0.9oの全体に丸みを帯びた卵形、表面に濃赤紫褐色の小点が多く、明瞭な隆起線があり、腹面に細長い付属体がある。
花期は4〜5月。北海道〜九州。 


参考:西日本に多いチツグリは小葉が3〜7個で、表面に白い毛が密生し、匐枝は出さない。根茎は紡錘状で、焼くとクリのような味がし、生でも食べらる。ツチグリ名はこの根茎にからつけられたもの。ミチバチチグリの根茎は食べられないとある。



01.12年05月21日 ミツバツチグリ 風の松原内では生育しているところでは2ケ所のようです。道路端の日当たりのよいとこりで群生しています。




02.12年05月22日 ミツバツチグリ 茎は、茎葉と花茎とに分けられる。この個体は茎葉が4本て、掛けが2本で匐枝から出る茎葉が1本でした。




03.12年05月22日 ミツバツチグリ 黒いのが根茎で、紡錘状で焼いて食べられようです。根は四方に張っており根張りは相当な物です。四方に走出枝をのばしてふえる。匐枝から出る葉は小さい。




04.12年05月22日 ミツバツチグリ 花茎の茎に毛がある。挿入写真は、茎の断面です。花茎の茎の断面に毛がある。断面的に見るとハート形に見える。これも断面はハート形に見えます




05.12年05月22日 ミツバツチグリ 花茎の全体像。葉は互生につく茎葉につく葉葉よりかなり小さいですそして葉腋には托葉があります。花は集散花序。




06.12年05月22日 ミツバツチグリ 花茎につく葉ですが変化が多い。左から下側〜上に行くほどはが小さくなる。葉柄は1〜2cm。




07.12年05月22日 ミツバツチグリ 茎葉につく葉の標準的な裏表。このように葉柄は長い。葉質薄い。頂小葉は6cm。側小葉は5cmほどの固体。




08.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉腋に托葉がある。




09.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉の表側有毛。葉の裏側脈状に毛がある。




10.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉の先端は鋸歯状の先端で鋭頭。




11.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉の縁は鋸歯がある。




12.12年05月22日 ミツバツチグリ 小葉の基部は楔形。基部に鋸歯がない。小葉の柄は無し。




13.12年05月21日 ミツバツチグリ ミツバツチグリの葉ですが水孔のあと杉花粉で水孔の後が切れに解ります。




14.12年05月22日 ミツバツチグリ 花茎の先に花を集散状に花をつける。




15.12年05月21日 ミツバツチグリ やや下向きにつけるミツバツチグリの花。花弁5個、雄しべ沢山。中央に雌しべがあるが、ぶつぶつしている感じです。




15.12年05月21日 ミツバツチグリ やや下向きにつけるミツバツチグリの花。花弁5個、雄しべ沢山。中央に雌しべがあるが。ぶつぶつしている感じです。




16.12年05月22日 ミツバツチグリ 多数の子房それぞれ硬い粒状の果実(そう果)になり萼に包まれて散布の時を待つ。何か苺の表面に似ている。1個の雄しべで長さ2mmで花糸は白く無毛。




17.12年05月22日 ミツバツチグリ 萼片は10個で毛があります。




18.12年06月12日 ミツバツチグリ 果実。写真下、種子は帯白褐色、長さ1.1〜1.2o、幅0.8〜0.9oの全体に丸みを帯びた卵形、表面に濃赤紫褐色の小点が多く、明瞭な隆起線があり、腹面に細長い付属体がある。





inserted by FC2 system