ミゾソバ(溝蕎麦) (タデ科)1年草。
田の畦や水辺など湿った所に群生する。
茎は地をはい節から根をだし、上部は立って30?70cmとなり、茎には下向きのがある。
葉は互生し、卵状ほこ形で4?10cm、先は鋭尖形、まれに鈍頭、質薄く、両面に刺毛星状毛を散生する。葉柄には逆刺があるが、ないこともある。
托葉鞘は長さ5〜8mmの短い筒型で時に上部が葉状に広がる。
花は枝先に10数個集まってつく。花被は長さ4〜7mmで5裂し、裂片の上部は紅紫色、下部は白色。萼は5裂し雄蘂は8個。花柱は3裂し、淡紅色叉は白色で径4〜7ミリ。花柄に腺毛がある。
果実は3稜形、深褐色、径3mm。
花期は8?10月。
北海道?九州。
01.08年09月08日 ミゾソバ ミゾソバは風の松原内では道路沿いに沢山生育する。
02.11年09月11日 ミゾソバ 採取した全草。根元から枝分かれして繁茂し、節から根を出して群落を作る。葉は上に行くほど大きくなる。
03.11年09月11日 ミゾソバ 根の力はそんなに強くなくすぐに引き抜ける。
04.10年09月24日 ミゾソバ 節から根を出して群落を作る。地表面ぎりぎりの匍匐枝の横のほかに、地中にも閉鎖花をつけることがある。白花のミゾソバもある。
05.10年09月24日 ミゾソバ 茎葉4稜があり、稜上には逆向きの棘がある。syasinnsita 文献には茎が中空とありますが、この個体は中空ではありませんでした。茎は4稜とありますが、変形の4稜のようです。又茎の一部が凹む。
06.11年09月11日 ミゾソバ 葉は互生。
07.11年09月11日 ミゾソバ 節は赤みを帯びやや肥厚しでいる。
08.11年09月11日 ミゾソバ 托葉鞘は筒型。葉腋部に托葉と托葉梢がある。
09.11年09月11日 ミゾソバ 葉は鉾状の三角形で、葉は上に行くほど大木なり、根に近い方の葉は小さくなる。右写真は標準的な葉の表葉。葉は鉾状の三角形で、葉柄は長い。葉は互生。葉の表側と縁にも毛がある。特に裏面脈上の毛は目立つ。葉は葉柄に対し少し傾いている。葉柄にも短い棘がある。
10.11年09月11日 ミゾソバ 葉の表側ですが、最初に見たときは粉毛に見えました、文献によると星状毛のようです。葉の裏にも星状毛があります。又主脈状に棘がある。
11.11年09月11日 ミゾソバ 葉の縁は毛縁状又は波状の鋸歯がある。
12.11年09月11日 ミゾソバ 葉先は尖る。
13.11年09月11日 ミゾソバ 基部は鉾形です。葉柄に翼があるが目だ立たない。
14.11年09月11日 ミゾソバ 葉裏の主脈状の鋭い棘があります。触っても痛くは無い。
15.11年09月11日 ミゾソバ 10個ほどの小さな花が、頭状に総状花序に集まってつく。頭状に総状花序に集まってつく。写真下は、萼は5裂し雄蘂は8個。花柱は3裂し、淡紅色叉は白色で径4〜7ミリ。ミゾソバの花は花弁に見える部分は萼であり、花弁はない。
16.11年09月11日 ミゾソバ 花被は淡紅色〜白色、先の紅色が濃く、5裂する。花弁ではなく5枚の萼片です。全開せず半開状態で終わる。雄しべ8個。
17.11年10月12日 ミゾソバ 花の作り。
18.11年09月11日 ミゾソバ 雌しべ花柱は3裂。
19.11年09月11日 ミゾソバ 苞のようです。繊毛が見える。
20.11年09月11日 ミゾソバ 花柄には腺毛と星状毛ある。
21.11年10月12日 ミゾソバ 花も終わり果実が熟してきている。
22.11年10月12日 ミゾソバ 種子は長さ約3oの3稜形、黄灰褐色〜灰白色、ほぼ白色に近い。光沢はあまりない。果実が熟して間がないと緑色を帯びている。