能代市風の松原植物調査

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ムラサキケマン(紫華鬘) (ケシ科)越年草。

やや湿ったところに生える。高さ20?50cm。全体がやわらかく、傷つけるとやや悪臭がある。
葉は2?3回出複葉の羽状に細かく裂け裂片はさらに深く切れ込む。
花は茎の上部にびっしりと総状につき、紅紫色で長さ1.2?1.8cm。まれに花が白いものもある。
花弁は4個で、外側の2個と内側の2個は形が異なる。
外側の花弁のうち上の花弁は後ろが袋状になってつきでる。内側の花弁2個は先端が合着している。
さく果は柄の先に下向きに曲がってつく。長さ1.5cmほどの狭長楕円形。熟すと2つに裂け、果皮が巻き上がり、黒い種子をはじきとばす。
花期は4?6月。
日本全土。



01.10年05月14日 ムラサキケマン 茎の上部にびっしりと総状につく。




02.11年05月10日 ムラサキケマン 相当の本数の花茎、茎葉が束生してでる。




03.11年05月10日 ムラサキケマン 根は細く、白く沢山出ており根張りはある。




04.10年05月14日 ムラサキケマン 茎に稜がある。茎は無毛。茎には明瞭な稜があり5角形の形で芯は空洞。




05.11年05月10日 ムラサキケマン 葉は2?3回出複葉の羽状に細かく裂ける。




06.11年05月10日 ムラサキケマン 裂片はさらに深く切れ込む。




07.10年05月09日 ムラサキケマン 花は紅紫色で、筒状で先は唇形となり、茎の上部に総状につく。




08.10年05月14日 ムラサキケマン 後ろには距が突き出る。




09.10年05月09日 ムラサキケマン 花の付けねにある、白い毛の様なものが萼。矢印。




10.13年05月21日 ムラサキケマン 花を正面から。何とも不思議な花の形をしています。花弁は4個で、内側の2個は上端が合着しています。背面に稜があり、外側の2個は大きく、うち上1個は基部が袋状の距になってうしろに突き出る。




10.13年05月21日 ムラサキケマン 花を正面から。何とも不思議な花の形をしています。花弁は4個で、内側の2個は上端が合着しています。背面に稜があり、外側の2個は大きく、うち上1個は基部が袋状の距になってうしろに突き出る。




11.13年05月21日 ムラサキケマン 雄しべは袋状の先端につき4個で、葯は割れている。雌しべ花柱は太く緑色で無毛で、柱頭は多少黄味を帯びる。




12.11年05月10日 ムラサキケマン 雌しべ子房(紫色のところ)と花柱ですが無毛です。めしべ柱頭ですが花が開いたようになっています。




13.10年05月22日 ムラサキケマン 刮ハは線状長楕円形で花柄に下向きに吊り下がる。熟すと果皮が2裂し,種子をはじき飛ばす。




14.11年06月04日 ムラサキケマン 刮ハ。




15.11年06月04日 ムラサキケマン 熟した果実は、ホウセンカ・ツリフネソウのようにちょっと触るちょっと触るだけで種子をはじき飛ばす。はじき飛ばした果皮はこのように丸まってしまう。種子1.5mm程で、黒く光沢があり、この個体は1個の鞘に12個の種子が入っていた。種子についている白いものは種枕。





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