能代市風の松原植物調査

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ムラサキツメクサ
 (紫詰草)(マメ科)多年草。

牧草として明治初期に渡来し、全国に野生化している。

茎は直立して高さ20〜60cmになり、開出毛が多い。葉は花序に接した1対だけが対生。他は互生。托葉は下方2/3が葉柄と癒着し先は急に尾状に細まる。小葉は両面とも毛を散生。鋸歯は低い波形ではっきりしない。ふつう3個で、長さ2〜5cmの楕円形。V字形の斑紋があるものが多い。花序のすぐ下に葉が1対つく。

花は球状に集まってつき、紅紫色で長さ1.3〜1.5cm。萼は長い毛が多く、萼は10脈あり萼片5個のうち1個が長い。花はほぼ無柄で、受粉したあと下を向くことはない。
別名アカツメクサ。

花期は5〜8月。ヨーロッパ原産。



01.16年06月07日 ムラサキツメクサ 株状に生育。




02.6年06月07日 ムサキツメクサ 一株採種。丈50cmの個体で相当数の茎が集まって株状になって、下部でで多少曲がりそれから直利又はやや斜上に伸びる。。




03.16年06月07日 ムサキツメクサ 茎を1本に分けたもので、意外と枝分かれしており茎頂だけでなく枝先にも花をつける。花は互生。




04.16年06月07日 ムサキツメクサ 花序に接した1対だけが対生で(矢印)、他の歯は互生。




05.16年06月07日 ムサキツメクサ 根は非常に強く木質化をしている。




06.16年06月07日 ムラサキツメクサ 茎は無毛で凹凸がある。写真下は茎の断面で浅い歯車状。芯には髄が詰まっている。




07.16年06月07日 ムサキツメクサ 葉は3小葉。標準的な葉の表裏。葉柄は1.5〜7cmと長い。長さ3cm程の個体。葉は卵形。




08.16年06月07日 ムラサキツメクサ 小葉の交点。短いながらも葉柄がある。




09.16年06月07日 ムラサキツメクサ 葉の表側に山型の斑紋がある。写真下、葉の表側白い毛が散生。




10.16年06月07日 ムラサキツメクサ 葉先は浅く凹むか円形。




11.16年06月07日 ムラサキツメクサ 葉の縁には低いが波形の鋸歯がある。




12.16年06月07日 ムラサキツメクサ 葉の基部は楔形で、柄は短くけがある。




13.16年06月07日 ムラサキツメクサ 葉の裏側脈状に毛が散生。




14.16年06月07日 ムラサキツメクサ 枝分かれしたヶ所には托葉がつく。




15.16年06月07日 ムラサキツメクサ 托葉の長さには変化があるがこの個体の托葉は長2cmで縦縞があり凹凸がある。無毛。角状の突起が2本ある。写真下は拡大したものですが枝から毛がでている。




16.16年06月07日 ムラサキツメクサ 葉の形は卵形または球形。




17.16年06月07日 ムラサキツメクサ 花を前から。花径30mm、長さ25mmの個体。花を裏側から。写真下は、緑の細いものはそれぞれ1個の花につく萼片です。




18.16年06月07日 ムラサキツメクサ 茎頂につく花柄は茎と同じで(06を参考)無毛。断面も茎と同じ。




19.16年06月07日 ムラサキツメクサ 葉腋からでる花柄には白い毛が密にでる。




20.16年06月07日 ムラサキツメクサ 花の横断面。写真下は、写真が横になっているが縦断面です。




21.16年06月07日 ムラサキツメクサ 1個の蝶形花の長さ17mmの個体。A=旗弁。B=翼弁。C=舟弁。D=萼片。




22.16年06月07日 ムラサキツメクサ 萼片は5歯で1個が非常に長く、先端に毛があり、花序をとりまく基部に白毛が密にある。




23.16年06月07日 ムラサキツメクサ 1個の花を開いた。




24.16年06月07日 ムラサキツメクサ 花の内部。Aー雌しべ1個。柱頭。B=花柱は白色で無毛。C=雄しべ10個。花粉を飛ばしていた。




25.16年06月07日 ムラサキツメクサ 子房は緑色で無毛。




26.11年08月委12日 ムラサキツメクサ 種子は扁円形で径1.5mm程度です。



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