能代市風の松原植物調査

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ナニワズ(難波津) (ジンチョウゲ科)落葉小低木。


高さ1m以下。山地に生えまばらに枝分かれする。

葉は互生し長さ4〜8cm幅1〜3cmの倒披針形で先端はまるく基部は楔形縁は全縁。側脈は4〜7対。質は薄くて柔らかく、裏面はやややや粉白色を帯びる。初夏に落葉する。

枝先に小さな花が多数集まってつく。雌雄異株。花弁のように見えるのは萼です。萼は黄色の筒型で先は4裂する。
雄しべ8個で花糸は短く、萼筒の内側に4個ずつ上下2段につく。半分にしてみますとで明らかなように上下2段に4個ずつ配列した計8個の雄しべの他に、立派な雌しべが見える。このように両性備えながら、雌雄異株といわれるのは、実のなる木と実のならない木とがある。

果実は径7〜8mmの球形で赤く熟す。

花期2〜4月。北海道、東北地方、北陸地方、南千島サハリン。



01.09年03月27日 ナニワズ 風の松原内には沢山生育。




02.13年0411日 ナニワズ 雌雄が隣同士の所を見つけました。左側雄花。右側雌花。花の大きさも違います。雄花が大きい。




03.09年03月27日 ナニワズ この個体の高さは40cmの固体。枝分かれはしていない。幹は直立する。




04.11年04月11日 ナニワズ 樹皮は灰褐色、で横に皮目がある。幹の繊維は非常に強い。




05.11年04月11日 ナニワズ 根は白く太く、根張りは相当なものです。




06.09年03月27日 ナニワズ ナニワズを裏から。葉は上部部に束生してつき、葉は互生。




07.10年04月06日 ナニワズ 長さ4〜8cm幅1〜3cmの倒披針形で先端はまるく基部は楔形縁は全縁。側脈は4〜7対。質は薄くて柔らかく、裏面はやややや粉白色を帯びる。初夏に落葉する。




08.10年04月06日 ナニワズ 葉の表面は無毛。




09.10年04月06日 ナニワズ 基部はくさび形。柄は流れるようにつく。




10.10年04月06日 ナニワズ 先端部は円形〜鈍頭。




11.10年04月06日 ナニワズ 縁は全縁。




12.10年04月06日 ナニワズ 葉の裏面は無毛で粉白色側脈4〜7対。




13.10年04月06日 ナニワズ 枝の上部の葉腋に目立たない花を数個つける。




14.11年04月11日 ナニワズ 写真上は、黄色の花弁のように見えるのが萼片。萼は黄緑色の筒形で先は4裂する。花の周囲に花粉を巻き散らかしている。写真下は花径12mm。




15.13年04月13日 ナニワズ 左側雄花。右側雌花。どちらの花も同じ大きさであった。やはり萼筒で比較するしかないのか。又は雄しべの位置で判断か。固体差もあるかもしれません。




16.13年04月11日 ナニワズ 写真上、雄花を半分に切断したもの。雄しべの位置と雌しべの柱頭とが離れている。雄花の柱頭に付いた花粉。これによって果実ができるかどうかが問題。写真下は、雌花を半分に切断したものです。雌花の拡大ですが、下の段の雄しべと雌しべの柱頭とが接近している。




17.11年04月11日 ナニワズ 雌しべ柱頭と雄しべの葯が離れていると文献にあるようです。




18.13年04月11日 ナニワズ 雌花の子房部の拡大。柱頭に花粉が付着。




19.12年07月07日 ナニワズ この時期葉を落とし果実をつける。02の写真と同じ場所で左雄木は果実をつけない。右雌木で果実をつける。





20.12年07月07日 ナニワズ 真っ赤に熟した果実を沢山つける。




21.10年07月13日 ナニワズ 種子は5mm程で紡錘型で縁取りがある。




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