能代市風の松原植物調査

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ナノハナ(アブラナ科):1年草。


道端や草地などで野生化する。草丈は1m以上になる。
茎は上部で分岐し、茎も葉も粉白色を帯びる(アブラナは帯びない)。

葉は幅の広い披針形である。茎の下部につく葉は柄があって大きい。
茎の上部につく葉はつけ根の部分が茎を抱く(セイヨウカラシナは茎を抱かない)。
茎の根元の葉は柄があり、先太りし、羽状に裂ける。葉の縁には鈍い鋸歯がある。葉は厚くて濃い緑色。

4月頃、茎の頂に総状花序をつけ、黄色で十字状の4枚の花弁の花を密集してつける。萼片は斜めに立つ(アブラナは開出する)。花の大きさは2〜3cm。

先端に長いくちばし状突起を持った長さ5〜10cmの断面が四角の細長い長角果をつけ、熟すと裂けて黒褐色の小さな種子を散らす。 種子から、菜種油を取ります。

花期:3〜5月。地中海周辺、中央アジア。



01.09年06月07日 ナノハナ 株状になって枝を沢山伸ばし成育している。




02.11年05月03日 ナノハナ 引き抜いてみた菜の花の姿。株状に茎は真っ直ぐに立ち上がって、茎は上部で分岐し、茎も葉も粉白色を帯びてる。葉は互生です。




04.11年05月03日 ナノハナ 根本との基部。数本の茎が高い上がる。




04.11年05月03日 ナノハナ 鱗茎はカブのようです。根張りは相当にあります。写真下は、鱗茎を縦半分に切断してみた断面です。




05.09年06月07日 ナノハナ 茎は粉を吹いたように白い。写真下、茎は真円ではなく6〜8角形に見えます。芯には白い髄がある。




06.11年05月03日 ナノハナ 茎を半分に切断してみた。白い随は軟らかい。




07.11年05月03日 ナノハナ 写真上、茎の下部につく葉は柄があって大きい。羽状複葉。写真中、葉脈は赤紫色。写真下は柄があり赤褐色で、横に皺が寄っている。




08.11年05月03日 ナノハナ 茎葉はやや黒っぽい披針形〜卵形。左から下側から上側につく葉の変位。




09.11年05月03日 ナノハナ 葉の表側は無毛です。




10.11年05月03日 ナノハナ 葉の先端は円形から尖るものまで。




11.11年05月03日 ナノハナ 茎の上につく葉は茎に抱く。基部は耳形。




12.11年05月03日 ナノハナ 葉の縁に鋸歯がある。




13.11年05月03日 ナノハナ 葉の裏側無毛。




14.11年05月03日 ナノハナ 花は、茎頂に鮮黄色の花を総状花序につける。




15.11年05月03日 ナノハナ 黄色の4弁花を多数つけます。十字状花。がく片4、雄しべ5〜6個であり、内4本は長く1〜2本は隠れている。




16.11年05月03日 ナノハナ よく観察すると2段に咲いているように見える。




17.11年05月03日 ナノハナ 萼片4個。萼片は薄く透けて見え、長さ10mm幅3mmの長楕円形。




18.11年05月03日 ナノハナ 果柄は無毛。




19.11年05月03日 ナノハナ 花弁は倒卵形。長さ13mm幅8mm。




20.11年05月03日 ナノハナ 雌しべ柱頭は円形で薄い緑色。雄しべ葯は黄色。




21.11年05月03日 ナノハナ 雌しべ1個でやや薄緑で花柱無毛。雄しべ4個で花糸は黄色で無毛。葯は花糸と違った色をしている。雄しべ、雌しべとも長さは同等。矢印、透明な液体は蜜でしょうか?。




22..11年06月20日 ナノハナ 先端に長角果を持った長さ5〜10センチの断面が四角の細長い果実をつけ、熟すと裂けて黒褐色の小さな種子を散らす。




23.11年06月23日 ナノハナ 左側種子はまだ熟していない種子。右側の黒い種子は熟したものです。種子は径1.5mm程の球形。



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