能代市風の松原植物調査

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ネムノキ (合歓の木) (マメ科)落葉高木。


川岸や原野に多い。高さ10mほどになる。

樹皮は灰褐色で褐色の皮目が多い。枝は暗色で無毛。ジグザグに屈曲する。

葉は互生。長さ20〜30cmの2回偶数羽状複葉で、7〜12対の羽片がほぼ対生する。
羽片には小葉が15〜30対対生する。
小葉は長さ1〜1.7cm、幅4〜6mm。夜になると葉は垂れ下がり、小葉が閉じて眠っているように見える(就眠運動という)。

枝先に淡紅色の花が10〜20個頭状に集まって咲く。花弁はなかほどまで合着し、長さ約8mmの漏斗状。
雄しべは多数あり、長さ3〜4cm、花の外に長くつきでてよく目立つ。

果実は豆果。長さ10〜15cm、幅1.5〜2cm。10〜12月に褐色に熟し、下側の線に沿って裂開し、種子を10〜18個だす。種子は長さ5〜9mmの楕円形。

冬芽は葉痕の下に隠れて見えない。葉痕は三角形〜半円形で、維管束痕は3個。葉痕のすぐ上は副芽。

花期は6〜7月。本州〜沖縄。



01.10年07月16日 ネムノキ 横に広がる傾向にあります。風の松原内の木高研の所に立派なネムノキがありました。風の松原内には沢山ネムノキがあります。




02.10年09月12日 ネムノキ 樹皮は灰褐色で茶色の皮目が目立ちなめらかである。




03.10年07月16日 ネムノキ 夕方になると,小葉を閉じ,葉全体をたれ下げてしまう就眠運動に入ります。構造的に非常に柔らかく作られており,小葉の写真をみると爪の後がついている。




04.10年07月16日 ネムノキ 葉の表裏で無毛です。葉は2回偶数羽状複葉です。




05.10年07月17日 ネムノキ 1個1個の小葉を見ると、このように曲がって見える。表側の葉は大きさは1cm程度です。鋸歯はなし。




06.10年07月17日 ネムノキ 小葉の裏側の葉。




07.10年07月17日 ネムノキ 羽片の付け根には,葉枕といわれるふくらみがあり,これが就眠運動を起こしているようです。




08.10年07月16日 ネムノキ 花が頭状に集まってつく。白とピンクのふさふさは雄しべの花糸が集まったもの。




09.10年07月16日 ネムノキ 雌しべは白色の糸状で雄しべより長い。




10.12年07月31日 ネムノキ 写真左側は縦断面。右写真は合着した花弁を半分に開いてみたもの。A=左右とも同じもの?。B=子房?。




11.12年07月31日 ネムノキ Aー花弁。B=合着した花弁。




12.09年10月24日 ネムノキ まだ若い種子は逆行に照らされて7個入っているのが解ります。鞘は意外と薄くヘラべったい感じです。




13.09年10月24日 ネムノキ まだ若い種子。




14.10年09月12日 ネムノキ 黒褐色に熟した種子。偏平で皺があります。




15.11年11月26日 ネムノキ 葉痕。




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