能代市風の松原植物調査

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ニガクサ(苦草) (シソ科):多年草。


山野のやや湿った半日陰のようなところに生える。葉や茎は苦くない。高さ30〜70cm。地下に細長い匐枝を出す。

葉は対生し、長さ5〜10cm、幅2〜3.5cmの卵状長楕円形または広披針形で、先端は鋭くとがり、ふちには不ぞろいの鋸歯がある。葉の脈は表面でへこみ、よく目立つ。

枝先に長さ3〜10cmの花穂をだし、淡紅色の小さな花をつける。花冠は長さ1〜1.2cm。上唇は小さくて深く2裂する。
下唇は3裂し、中央裂片が非常に大きく、舌のように垂れ下がる。
上唇の裂片は下唇の側裂片にくっついているので、下唇が5裂しているように見える。
雄しべと雌しべは上唇の裂け目から外につきでる。雄しべ4個、雌しべ1個。
花冠にカメムシの仲間の幼虫が寄生して、虫えいになることが多い。

花期は7〜9月。日本全土。



01.10年07月24日 ニガクサ 生育状況。この個体は高さ90cm位で一塊で群生している。




02.10年07月24日 ニガクサ 引き抜いてみた。




03.10年07月24日 ニガクサ 上から見たものだが葉は対生である。




04.10年07月24日 ニガクサ 茎に稜があり四角い。茎の断面は四角であり、芯は中空である。




05.10年07月24日 ニガクサ 根は浅く、地中に長い走出枝があります。




06.10年07月24日 ニガクサ 托葉がある。




07.10年07月24日 ニガクサ 葉は対生。




08.10年07月24日 ニガクサ 葉の形で表裏。長さ5〜10cmの卵状長楕円形〜広披針形です。




09.10年07月24日 ニガクサ 葉の表面。葉の脈は表面でへこみ、よく目立つ。無毛。




09.10年07月24日 ニガクサ 葉の表面。葉の脈は表面でへこみ、よく目立つ。無毛。




10.10年07月24日 ニガクサ 葉の縁は不ぞろいの鋸歯がある。




11.10年07月24日 ニガクサ 葉の基部円形。葉柄無毛。




12.10年07月24日 ニガクサ 葉の先端は鋭くとがります。




13.省略。


14.10年07月24日 ニガクサ 葉の裏面葉脈が浮きでている。無毛。




15.10年07月24日 ニガクサ 蕾。




16.10年07月24日 ニガクサ 枝先に長さ3〜10cmの花穂をだす。雄しべと雌しべは上唇の裂け目から外につきだす。雄しべ4個で中央に長く突き出た雌しべが見える。




17.10年07月24日 ニガクサ 雄しべと雌しべは上唇の裂け目から上側につきだす。長さ1〜1.2cmの淡紅紫の花をつける。上唇は小さくて深く2裂する。下唇は3裂し、中央裂片が非常に大きく、舌のように垂れ下がる。萼に腺毛はなく、短毛のみです。




18.11年10月04日 ニガクサ この萼筒の中に包まれて種子が入っている。




19.11年10月04日 ニガクサ 種子には皺があります。




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