能代市風の松原植物調査

植物名一覧表
科別一覧表
更新履歴
風の松原の成り立ち
風の松原に守られる人々の会 ボランティア活動
ルーペの会観察記録
シダの会観察会
参考図書
登山記録
リンク集



ニガナ(苦菜) (キク科)多年草。


日当たりのよいところにごくふつうに見られる。茎や葉を切ると苦味のある乳液がでることによる。

茎は直立して高さ20〜50cmになる。

根生葉は長い柄があり、葉身は長さ3〜10cm、幅0.5〜3cmの広披針形〜倒卵状長楕円形。
茎葉はやや短くて柄はなく、基部はまるくはりだして茎を抱く。

枝先に直径約1.5cmの黄色の頭花をつける。舌状花はふつう5個。総苞は長さ7〜9mmの円筒形。外片は非常に小さく、鱗片状になっている。

そう果は長さ3〜3.5mmの紡錘形。

花期は5〜7月。日本全土。



01.10年07月01日 ニガナ 風の松原内には沢山咲いています。




02.10年07月01日 ニガナ 引き抜いてみた全体像。茎に先端で枝分かれし、集散花序に黄色の頭花をつける。




03.10年07月01日 ニガナ 根は意外と丈夫で深く地中に食い込み、根張りもある。




04.10年07月01日 ニガナ 茎は丸く無毛です。




05.10年07月01日 ニガナ 根生葉は葉柄が長い。




06.09年06月22日 ニガナ  基部が心形となって柄はなく、茎を抱く。葉先は鋭頭で、葉縁には刺毛状の鋸歯がある。




07.10年07月01日 ニガナ 葉の表側の形ですが、上2枚は根生葉です。根生葉には長めの葉柄がある。茎葉には柄はない。細長い根生葉は様々に切れ込む事がある。葉や茎を傷付けると白色の苦味のある乳液がでる。




08.10年07月01日 ニガナ 葉の表側。血管のような脈と葉縁には刺状の鋸歯がある。




09.10年07月01日 ニガナ 葉の先は尖る。




10.10年07月01日 ニガナ 葉の裏は無毛で主脈が浮きでている。




11.10年07月01日 ニガナ 根生葉の葉柄は長くて無毛。棘がある。多少翼を持っているようです。




12.09年06月22日 ニガナ 同じ個体でありながら花弁が5〜6個ある。普通は5個である。




13.09年06月22日 ニガナ 雄しべが重なっているが5個と中央に雌しべ。2個合わさった花柱は、先端で反り返る。舌状花は5歯です。




14.09年06月22日 ニガナ 総苞片の状態。これは6個ある。




15.10年07月01日 ニガナ 冠毛。




16.10年07月01日 ニガナ  痩果は狭長楕円形〜披針形、やや翼状となる10本の隆条があり、条には上向きの刺状突起が並ぶとありますがこの写真では解りません。




inserted by FC2 system