能代市風の松原植物調査

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ノビル(野蒜) (ユリ科)多年草。


畑や道ばた、土手などにふつうに生える。

鱗茎は直径1〜2cmの球形で、白い膜質の外皮に包まれている。

根生葉は長さ25〜30cm、断面は三日月状。花茎は高さ50〜80cmになり、中部以下に2〜4個の葉をつけ、茎は中空で断面は鈍三角形。

花茎の先に淡紅紫色の花を散形状に多数つける。
花被はただ1脈をもち、花糸の基部は広がって合成し子房を取りかむ。花序の部分のムカゴは落下して発芽。つぼみのとき花序は膜質の総苞に包まれ、先がくちばしのようにとがった卵形をしている。花序にはしばしば珠芽(むかご)がつき、ときに珠芽だけで花がないものもあり、花茎についたまま芽をだすこともある。花被片は長さ4〜5mm。

花期は5〜6月。日本全土。

01.13年07月04日 ノビル 群生はしていていませんがある程生育。




02.13年07月04日 ノビル 採取した個体。高さ60cm。葉は根元と茎の中間に1枚=計2枚しかついていません。葉の長さは30cm程度。




03.13年07月04日 ノビル 鱗茎と根です。意外と根張りはあります。




04.13年07月04日 ノビル 鱗茎は白い球状で、直径1〜2cm。写真下は切断面です。




05.13年07月04日 ノビル 茎の断面は三角形と文献にありますが、この個体は茎は円形で、芯は中空で茎は無毛。




06.13年07月04日 ノビル 葉の巾は4ッm程度で、表、裏側無毛。鋸歯なし。先は尖る。




07.13年07月04日 ノビル ムカゴから花を出している。花柄は意外と長く2cm程度。




08.13年07月04日 ノビル 写真上は、花の表側で6弁花で花弁の中央に紫色の筋が走っている。花径1cm程度。中央の緑色のものが子房。写真下は花の裏側、裏側花弁にも紫色の筋が入る。




09.13年07月04日 ノビル 花を横から記録。雄しべの葯が落ちているいるのもある。雄しべ10個。A=雌しべ花柱は白色で雄しべよりも短い。花柱白色で無毛。B=雄しべの花枝白色無毛。葯紫色。C=子房。D=花弁。




10.13年07月04日 ノビル A=矢印が雌しべで1個で白色で無毛。子房の中央部から出る。B=花糸の基部は広がって合成し子房を取りかむ。




11.13年07月04日 ノビル 萼片は解りません。




12.13年07月04日 ノビル 1個の花弁4mm程度。卵形で1脈をもつ。




13.13年07月04日 ノビル 雄しべは7mm程度で葯はやや紫色。花糸白色で無毛。




14.13年07月04日 ノビル 花柄に毛がある。




15.13年07月04日 ノビル 花の一部または全部がムカゴになる。花が開く前、蕾の状態からムカゴに変わってしまうものが多い。




16.13年07月04日 ノビル 1個のムカゴ径5mm程。写真下は切断面。




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