能代市風の松原植物調査

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ノゲシ (春の・野芥子) (キク科)越年草。

道端や畑のふちなどに生え、高さ0.5〜1m。茎は中空で、多数の稜がある。

葉はやわらかく、長さ15〜25cm、幅5〜8cmで羽状に切れ込み、ふちには不ぞろいの鋸歯がある。鋸歯の先はしばしば刺状にとがるが、触っても痛くない。基部は両側が先のとがった三角状に張りだして、茎を抱く。

頭花は黄色で直径約2cm。舌状花は多数ある。総苞は長さ1.2〜1.5cm。花柄と総苞にはしばしば腺毛があり、粘る。

花のあと総苞の下部はふくれ、そう果が熟すとそり返る。そう果は長さ約3mmの狭倒卵形で、縦の脈と横じわがある。冠毛は白色で長さ約6mm。

花期は4〜7月。北海道〜沖縄。



01.15年05月17日 ノゲシ 風の松原の市道添えに生育し茎は直立する。葉が放射状に出ている。




02.15年05月17日 ノゲシ 資料を採取。丈80cm。




03.15年05月17日 ノゲシ 根は短く又少なく根張りほとんどありません。簡単に引き抜ける。




04.15年05月17日 ノゲシ 茎は中空ですが、茎を縦に切断したら竹と同じく節がありました。節の間隔は一定ではありません。




05.15年05月17日 ノゲシ 写真上、茎は太く柔らかく稜があり無毛。写真下は茎の断面で稜がある。断面の白いものは乳液。どこでも折ったりすると白い乳液がでる。




06.15年05月17日 ノゲシ 葉は互生。




07.15年05月17日 ノゲシ 根元部の根生葉。




08.15年05月17日 ノゲシ 葉は柔らかく厚い。長さ15〜30cm。左側下につく葉で右側に行くほど上につく葉です。右写真は標準的な葉の表裏。右側が裏面ですがやや粉白色。




09.15年05月17日 ノゲシ 葉腋部に托葉がある。長さ30mmで棘状になっている。




10.15年05月17日 ノゲシ 葉は茎を抱く。




11.15年05月17日 ノゲシ 葉の表側無毛。




12.15年05月17日 ノゲシ 葉の縁は不揃いな鋸歯で先端の棘は触ると痛いほどではないがチクチクする。




13.15年05月17日 ノゲシ 葉先は尖る。




14.15年05月17日 ノゲシ 葉の裏側の葉脈は浮きでており、白い短毛がまばらにある。




15.15年05月17日 ノゲシ 葉の主脈の断面。上側が表面で下側が裏面。主脈はの芯は空洞です。





16.15年05月17日 ノゲシ 花は全て舌状花からなる。写真下は花の裏側で花径25mm。




17.15年05月17日 ノゲシ 花を縦に切断した。冠毛が発達している。




18.15年05月17日 ノゲシ 花柄30mmで無毛。図鑑ではしばしば繊毛があってネバネバするとあるがこの個体にはなかった。




19.15年05月17日 ノゲシ 舌状花は5歯。




20.15年05月17日 ノゲシ 総苞片は反り返らず。写真下は総苞外片で長さ8〜10mmで針形で表側に棘があり内側には毛がある。図鑑ではしばしば繊毛があってネバネバするとあるがこの個体にはなかった。




21.15年05月17日 ノゲシ 舌状花は15mm。A=子房。B=冠毛。C=花冠裂片。D=柱頭。E=花冠。F=雄しべ葯。G=花冠管状部。H=花柱。




22.15年05月30日 ノゲシ そう果は長さ約3mmの狭倒卵形で、縦の脈と横じわがある。冠毛は白色で長さ約6mm。




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