能代市風の松原植物調査

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ノハラムラサキ(野原紫) (ムラサキ科)1〜2年草。

茎は高さ10〜50cm、毛が多い。

葉は上下面とも白色の毛をや密生する。

花序は長さ10cm内外に伸び、先はくるりと巻いている。花冠は淡青色で、径2〜3mmで、のど元に黄色の付属体がある。
花柄は果時においては萼より明らかに長く、萼はほぼその中央まで5裂、裂片の長さは幅のほぼ3倍、萼筒部外面には葉先が鉤形に曲がった毛を密生、裂片の部分には真っ直ぐでややねた毛が生える。

果実(分果)は長さ1.3mmで、淡黒色〜黒褐色で柄骨で光沢がある。よく似たワスレナグサは花が直径8mmと大きく、萼には平伏した短毛がある。ノムラサキは葉と同形の苞葉の間に直径3mmほどの淡青紫色の花を1つずつつける。

花期は春〜夏。ヨーロッパ原産。



01.09年04月24日 ノハラムラサキ 日当たりのよい所に。ヒメオドリコソウと群れて生育。




02.09年04月24日 ノハラムラサキ 採取した固体。茎は株状に出、葉は互性。根張りは強い。




03.09年05月25日 ノハラムラサキ 株状のものを1本にした固体。丈70cm。葉は互生。




04.09年05月25日 ノハラムラサキ 茎に毛がある。




05.10年12月30日 ノハラムラサキ 根生葉。放射状に広げる。




06.09年05月25日 ノハラムラサキ 葉は茎に抱く。




07.09年04月24日 ノハラムラサキ 葉は長楕円形で、葉の両面に毛がある。葉の基部は茎に抱く。波状の鋸歯で葉先鈍頭。




08.09年05月25日 ノハラムラサキ 花序は長さ10cm内外に伸び、先はくるりと巻いている。




09.09年04月24日 ノハラムラサキ 花柄有毛。




10.09年04月24日 ノハラムラサキ 花冠は淡青色で、径2〜3mmで、のど元に黄色の付属体がある。




11.11年06月05日 ノハラムラサキ 花径2〜3mm。A=花弁5個。B=雄しべ白色無毛5個。C=付属体。




12.11年06月05日 ノハラムラサキ 花の縦断面。A=雌しべ。B=萼片。C=付属体。D=子房。E=花柄有毛。F=雄しべ。雄しべと付属体が間違っているかもしれません。




13.14年07月01日 ノハラムラサキ 萼にかぎ形に曲がった毛を密生する。




14.12年07月23日 ノハラムラサキ 果実期。




15.12年07月23日 ノハラムラサキ 果実(分果)は長さ1.3mmで、淡黒色〜黒褐色で柄骨で光沢がある。




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