能代市風の松原植物調査

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ノコンギク (野紺菊) (キク科)多年草。

山野のいたるところにふつうに見られる。高さ0.5〜1m。地下茎を伸ばしてふえる。

茎はよく枝分かれし、短毛が密生する。

葉も両面に短毛が生え、ざらつく。根生葉は卵状長楕円形。花茎の根生葉は花のころは枯れる。
茎葉は長さ6〜12cm、幅3〜5cmの卵状長楕円形〜長楕円形で、3脈が目立ち、ふちには大きな鋸歯がまばらにある。

頭花は直径約2.5cm。筒状花、舌状花にも長い冠毛がある。舌状花は淡青紫色で1列。総苞は半球形で長さ4.5〜5mm。
総苞片は緑色で先端は紫色を帯び、3列に並ぶ。

そう果は長さ1.5〜3mmの扁平な倒卵状長楕円形で、表面には短毛がある。冠毛は剛毛状で長さ4〜6mm。

花期は8〜11月。本州〜九州。



01.11年09月05日 ノコンギク 山野のいたるところにふつうに見られる。風の松原ないでも多い種です。




02.11年09月05日 ノコンギク 採取した固体。葉は互性。葉は茎の中央部から上部につく。茎は直立して伸び、上部で分枝して花をつける。




03.11年09月05日 ノコンギク 根は浅く横に這っているだけで根張りは弱い。




04.11年09月05日 ノコンギク 茎には白い上向きの短毛が密生し、触るとざらつく。写真下、茎の断面は変形円で、芯に髄が詰まっている。




05.11年09月05日 ノコンギク 葉の変異。左から、下側から上側に向かっていく葉の変異。葉の形や鋸歯は変化が多い。典型的な茎葉は長さ6〜12pの卵状長楕円形〜長楕円形。




06.11年09月05日 ノコンギク 葉の表側に長めの白い毛が散生している。




07.11年09月05日 ノコンギク 花の先は尖る




08.11年09月05日 ノコンギク 葉の基部は下部の葉は葉柄があるがそれは一部であってほとんどが無柄。




09.11年09月05日 ノコンギク 鋸歯の前側が中軸に対して直角に近くなり、鋸歯の先が鈍いことが多い。しかし、鋭鋸歯となる場合や茎の上部の葉が全縁となることも多いようです。




10.11年09月05日 ノコンギク 葉の裏側ですが、脈が浮きでていて、表側と同じで長めの白い毛が散生している。




11.11年09月05日 ノコンギク 頭花は茎の先に多数散房状につく。




12.08年09月18日 ノコンギク 葉腋から花芽を出す。葉柄がほとんど無く無柄。




13.09年07月31日 ノコンギク 中心に黄色の筒状花が多数あり,周辺に薄紫色の舌状花が1列に並ぶ。




14.11年09月05日 ノコンギク 筒状花。写真下は花の断面。




15.09年07月31日 ノコンギク ノコンギクの総苞片は、先端が反り返る。写真下は萼の総包片は3〜4列で、総包片のへりは赤紫色になってきている。又毛がある。




16.11年09月05日 ノコンギク 花柄有毛。




17.11年10月11日 ノコンギク 冠毛。ノコンギクの冠毛は白色。




18.11年10月11日 ノコンギク 冠毛。




19.11年10月11日 ノコンギク そう果は長さ約3mmの狭倒卵形で、縦の脈と横じわがある。冠毛は白色で長さ約6mm。




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