能代市風の松原植物調査

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ヌカボ (糠穂) (イネ科):1〜越年草。


路傍や畑地の周辺、原野、山地の丘陵などに生育し、群生する。

茎は直立・叢生し、高さ15〜30cm。

葉は多くは根生し、著しく叢生、葉身は挟線形で平滑・無毛、根生葉は長さ5〜10cm。茎生葉の長さ2〜5cm、幅1.5〜3mm。葉舌は切形。葉鞘は平滑・無毛、やや光沢がある。

花序は小さな小穂が混み合って、枝は稈 に圧着して細く先の傾いた花序になる。花序の長さ3〜10cm、花軸の節から1〜2個の繊細な枝を出し、枝の基部近くから小穂をつける。
小穂は1小花からなり、長さ1.8〜2mm。苞穎は披針形、鋭頭、薄膜質、第1苞穎は長さ1.8〜2mm、第2苞穎は1.7〜1.8mm。護穎は第2包穎より短い。

果実は乳褐色、長さ0.9〜1.1mm。

花期は5〜6月。北海道〜沖縄。



01.13年07月19日 ヌカボ 生育姿ですが、周囲の草に都県であまりよく解りませんが今の時期は穂が垂れて曲がって生育しています。




02.13年07月19日 ヌカボ 引き抜いて見た1本の個体ですが丈は90cm以内のようです。葉は線形で1本の花茎に4枚位しかついていないようです。




03.13年07月19日 ヌカボ 根は丈夫で根張りがあります。又根は根茎で伸びています。




04.13年07月19日 ヌカボ 茎は無毛。茎の横断面は芯は空洞で、周囲は歯車のように稜がある。




06.13年07月19日 ヌカボ 節で茎が曲がる。(05は省略)




07.13年07月19日 ヌカボ 花序は小さな小穂が混み合って、枝は稈 に圧着して細く先の傾いた花序になる。




08.13年07月19日 ヌカボ 葉は表裏と縁もざらつく。葉の長さは15cm程度で巾は5mm程度です。葉の表無毛。




09.13年07月19日 ヌカボ 葉葉の裏無毛裏。




10.13年07月19日 ヌカボ 葉の縁に上向きの棘がある。




11.13年07月19日 ヌカボ 葉鞘口部は完筒型。




12.13年07月19日 ヌカボ 葉舌を裏側から見たものです。




13.13年07月19日 ヌカボ 葉鞘口部を開いてみた記録です。葉舌は膜質です。葉耳、葉鞘は無毛。




14.13年07月19日 ヌカボ 花序は立体的な円錐花序ではありません。平面的な円錐花序です。又1本の穂状花序に見えるときもあります。




15.13年07月19日 ヌカボ このように小破がついています。




16.13年07月19日 ヌカボ これは花が終わった後の苞穎だけ残ったもの。




17.13年07月19日 ヌカボ 短柄小穂は全体で20mm位です。花柄は13mmです。




18.13年07月19日 ヌカボ 小穂ですが、第4小花まで見えます。私には小花の解体は無理です。




19.13年07月19日 ヌカボ 苞穎がはっきり解ります。




20.13年07月19日 ヌカボ 花柄に上向きの毛があるようです。




21.14年01月28日 ヌカボ 小花のようです。1mm程度。




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