能代市風の松原植物調査


アオミズ(青水) (イラクサ科)1年草。


湿ったところに生える柔らかな1年草。

茎は高さ30〜50cmでほぼ直立し赤みを帯びることもある。

葉は長い柄があり、対生し、長さ3〜10cmの卵形で先は尾状に尖る。縁にはあらい鋸歯があり、葉の3脈が目立ち、葉の縁に粗い鋸歯がある。

葉の付け根(葉腋)に細かな雌花と雄花をつける。花序には短い花柄があり、葉柄の根元に密に花を固まってつける。赤く見えるのは雄花で、緑色が雌花。
雄花は2花被片と2雄しべよりなり、雌花では雌しべ1を深く3裂した花被が包み、花被片の背面には角のような突起がある。

果実は卵形で、長さ1mmで花被片より長い。花期はは夏から秋。

類似のミズは葉柄が葉身より長く、鋸歯が葉先半分ほどにしかつかない。花も花柄がほとんどなく、固まってつく。

花期は7〜10月。北海道〜九州。



01.13年09月12日 アオミズ 丈40cm程度の個体。




02.13年09月12日 アオミズ 茎の根本が一度曲がってから真っ直ぐに立ち上がっている。茎全体が緑色で軟らかく水分を含んでいる。




03.13年09月12日 アオミズ 根は相当に長いがすぐに引き抜ける。




04.13年09月12日 アオミズ 茎は無毛。茎の切断面ですが、丸四角。




05.13年09月12日 アオミズ 葉は対生。




06.13年09月12日 アオミズ 葉の変異ですが、左側から下から右側は上部の葉になります。標準的な葉は卵形鋸歯の数も5-10対と多い。屏の長さ1〜3cm、葉身1.5〜7cm、幅1〜3.5cmの固体。




07.13年09月12日 アオミズ 花の表裏無毛。




08.13年09月12日 アオミズ 葉先は尾状に伸び鈍頭。




09.13年09月12日 アオミズ 穂の縁には鋸歯がある。




10.13年09月12日 アオミズ 歯の基部はくさび形。葉柄は長い物で30mm程で無毛。




11.13年09月12日 アオミズ 下部につく雌花。




12.13年09月12日 アオミズ 赤く見えるのは雄花、緑色が雌花。雄花と雌花が混在する花序もある。




13.13年09月12日 アオミズ これが雄花。




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