能代市風の松原植物調査


アカイタヤ
(赤板屋) (カエデ科)落葉高木。

高さ20〜25mになる。樹皮は暗灰色で、縦縞の模様がある。老木になると浅く裂ける。
冬芽は常緑褐色〜黄褐色。芽鱗は5〜8対。葉は対生。
葉身は径8〜15cmで普通浅く5裂する。裂片は幅が広い。
表面は光沢があり裏面の主脈の基部に毛が少しある。葉柄は成葉で無毛。
花は雌雄同株。一つの花序に雄花と両性花が根生する。
果実は翼果。分果は長さ3〜4cm。
花期は6月〜7月。
北海道、本州(東北地方〜島根県の日本海側)日本固有種。



01.10年02月09日 アカイタヤ 高木で風の松原内に数本ある(写真は明示木)。




02.08年10月16日 アカイタヤ 樹皮は暗灰色で平滑、縦縞の模様がある。老木は浅く縦裂する。




03.13年05月21日 アカイタヤ 古い枝は焦茶色です。 




04.13年05月21日 アカイタヤ 葉は対生。短枝から葉が4枚でる。




05.13年05月21日 アカイタヤ 葉の変異。葉の長さは、8.5cm、幅12.5cm、葉柄の長さ9cm。




06.11年05月09日 アカイタヤ 葉の表側は光沢がある。




07.11年05月09日 アカイタヤ 裂片の先は鋭く尖り、縁は全縁又は僅かに少数の歯芽がある。これから鋸歯が発達するのかもしれません。




08.11年05月09日 アカイタヤ 葉の基部は鈍形〜切形。




09.11年05月09日 アカイタヤ 葉柄は長く無毛。




10.11年05月09日 アカイタヤ 葉の裏面も光沢があり無毛。基部の脈以外は毛が無いものが多い。




11.11年05月09日 アカイタヤ 雌雄同株だが、雄花、雌花(両性花)が、1つの花序内(あるいは個体内)で雑居する。ようです。私にはよく分かりません。新枝の先に、4〜5月、葉が開く前に本年枝の先に黄色い花を、複散房花序を出し、径5〜7ミリの黄緑色の花を開く。




12.11年05月09日 アカイタヤ 雄花と両性花があり、花弁と萼片は5個、雄しべは8個。花被片5個。




13.11年05月09日 アカイタヤ A=雌しべ花柱2個。B=雄しべ。C=子房。D=花被。E=将来の翼は両サイドにある。




14.11年05月09日 アカイタヤ 萼片5個。




15.11年05月09日 アカイタヤ 花柄は無毛です。



16.11年10月19日 アカイタヤ 沢山の翼果がついています。写真下は、分果は長さ2〜3cmで無毛。直角から鋭角に開く。熟した翼果と若い翼果。



17.11年10月30日 アカイタヤ 1個の翼果で種子が入っている先端部。外果皮を取り除いた種子で、平べったい焦げ茶色で長さ11mmほどで楕円形。




18.11年12月07日 アカイタヤ 頂芽には褐色の5〜8対の芽鱗がある。脇芽、腋芽。



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