アキタブキ(秋田蕗) (キク科)雌雄異株。
低地〜亜高山帯の川岸、林縁、道端などに生える。フキと比べて全て大形で、人間の背丈よりも大きくなる。
フキは、キク科の植物では数少ない雌雄異株で、雄花からなるフキノトウと雌花からなるフキノトウに分かれる。
葉柄の長さは2m程あり、葉の径は1.5mにも及ぶ。
葉が出る前に花茎を伸ばし、頭花を散房状につける。
雄株の頭花はすべて両性の筒状花で、黄白色の葯筒の間からこん棒状の花柱が伸びる。
雄花は黄白色で、雌しべもありますが結実はしません。
雌株の頭花は白い糸状の雌花と数個の両性花で、白色。雌株の頭花は周辺に雄花、中心に少数の両性花をつける。但し、花粉は作りません。
トウの立った雌花は、高さ1m近くまで達し、種子の綿毛が広がる。雄花の方が早く咲き、雌花は遅れて咲くのが普通。
若いうちは苞の中に頭花を密につけ、雌株は花後に伸びてそう果となる。
葉は花後に地下茎の先から伸び、円状の腎形で、縁に粗い鋸歯がある。葉身は直径1.5メートル、葉柄は長さ2メートルにもなる。
花期は3〜5月。北海道、本州(北部)。
01.11年04月17日 アキタブキ 風の松原内には沢山あり市民の皆さんがこの小さいのを摘んで食す。
02.10年04月07日 アキタブキ まだ若い個体。
03.11年04月17日 アキタブキ 根張りがある。根は根茎で増殖する。
04.10年04月07日 アキタブキ 根は太く木質化している。
05.11年04月17日 アキタブキ 茎は湿気があり有毛。
06.11年04月17日 アキタブキ 茎の芯は中空で周囲は凹凸がある。
07.11年04月17日 アキタブキ 葉は対生で茎に白い毛がある。
08.11年04月17日 アキタブキ 葉は茎を抱き、脈が透け平行に走る。
09.11年04月17日 アキタブキ 葉の変異。下側(写真の左側)から上側(写真右側)につく葉の形。葉は波を打ち捻れている。薄いカンナ屑のよう。
10.11年04月17日 アキタブキ 葉の表側無毛。
11.11年04月17日 アキタブキ 葉先は円形〜鈍頭。
12.11年04月17日 アキタブキ 葉の縁は激しく波を打つ。
13.11年04月17日 アキタブキ 葉の基部はくさび形。
14.11年04月17日 アキタブキ 葉の裏側は微毛。
15.10年04月07日 アキタブキ 根元の枝分かれしたところに托葉らしきものがある。
16.10年04月07日 アキタブキ 若い茎は薄赤色で有毛。
17.10年04月07日 アキタブキ 葉の表側(写真左)無毛と、裏側(写真右)裏側には毛があります。葉の縁には粗い鋸歯がある。。葉の形は腎形で、基部は心形。茎にも毛があります。
18.11年04月17日 アキタブキ 若い雌花。
19.11年04月17日 アキタブキ 雌花序。
20.11年04月17日 アキタブキ 雌花の拡大。花序の先が白〜赤色になっている。花序は管状。
21.11年04月17日 アキタブキ 雌花の断面。
22.10年04月07日 アキタブキ
雄花と下部の総苞片。
23.10年04月07日 アキタブキ 雄花。
24.10年04月07日 アキタブキ 雄花拡大。雄しべがこん棒のように出ている。
25.11年05月25日 アキタブキ 冠毛。
26.11年05月25日 アキタブキ 種子と冠毛部分。
27.11年05月25日 アキタブキ 種子は縦の縞模様。