能代市風の松原植物調査


アキノキリンソウ(秋の麒麟草) (キク科)多年草。


日当たりのよい山地に普通に見られる20〜80cmになり、秋に咲く黄金色の花の代表の一つである。

茎は分岐せず単独で立つ。花茎は上部でよく分岐する。茎は丸く、下部には毛がないが、上部にいくにつれて短い毛が密生する。

下部の葉は卵形上部の葉は披針形で長さは4〜9cm、幅1.5〜5cm。
根生葉には長い葉柄があり、上部の葉には柄が無く、被針形で下部及び中部の葉柄には翼が付く。
茎や葉柄及び花軸はやや紫色を帯びる。花期の頃は根生葉はない。
上部の葉は披針形で互生し、長さ4〜9センチ、幅1.5〜5センチ。葉縁に鋸歯がある。縁に毛が生え、内曲して、先に微凸のある鋸歯がある。

上部のほうに黄色の小さな花をたくさんつけ、勢いのよい株では花全体が穂状のようになる。
頭花は茎の先に散房状又は総状に多数つき、花冠は黄金色。
花は舌状花で直径は1センチ、外側は一列に並び黄色の雌花で、中心は両生の筒状花になっている。
花の下の部分は筒状になっている総苞で、黄緑色をしている。筒状花が結実する。
総苞は狭鐘形。。総苞片は4列に並び外側になるほど小さくなる。

花が終わると種子の付いた冠毛が開き、風に飛ばされ散っていく。

痩果はやや扁平な円柱形で、毛を散生するか無毛。

花期は8−11月。北海道−九州。



01.14年09月24日 アキノキリンソウ 日当たりのよい所に生育しており、茎は直立する。




02.14年09月24日 アキノキリンソウ 採取した資料ですが丈80cmの個体。花時の根生葉はありません。根生葉のように見えるがこれはこれから新しく伸びる茎のようです。




03.14年09月24日 アキノキリンソウ 根は意外に深くなかなか手では引き抜けないぐらい強い。根茎で伸び増えるようです。




04.14年09月24日 アキノキリンソウ 茎は無毛で非常に硬く、茎の断面は円形。




05.14年09月24日 アキノキリンソウ 葉は互生です。




06.14年09月24日 アキノキリンソウ 葉の形の変異。左下側から右に行くほど上側に着く葉になる。葉の長さ4〜12cm幅2.5〜8cmで、柄の長さ1.5〜13cmの個体でした。




07.14年09月24日 アキノキリンソウ 標準的な葉の表裏側で、葉の形は卵形〜卵状楕円形。




08.14年09月24日 アキノキリンソウ 葉柄は茎に流れるようにつく。




09.14年09月24日 アキノキリンソウ 葉の表側に毛がある。




10.14年09月24日 アキノキリンソウ 葉の先尖るものから上部につく葉には鈍頭もある。




11.14年09月24日 アキノキリンソウ 不揃いな鋸歯。




12.14年09月24日 アキノキリンソウ 葉の基部切形〜広いくさび形まである。




13.14年09月24日 アキノキリンソウ 葉の柄に翼がある。




14.14年09月24日 アキノキリンソウ 葉の裏側の脈状に毛がある。




15.14年09月24日 アキノキリンソウ 葉腋部に托葉がある部位と無い部位がある。




16.14年09月24日 アキノキリンソウ 枝分かれして、円錐形に花をつける。




17.14年09月24日 アキノキリンソウ 上写真は頭花の正面。中断は横から。下段は葉の裏側からで、頭花の径10mm程度の個体。




18.14年09月24日 アキノキリンソウ 横から見た舌状花と筒状花。




19.14年09月24日 アキノキリンソウ 花柄につく托葉の表裏で長さ10mmで縁に毛がある。托葉の大きさに相当の変化がある。




22.14年09月24日 アキノキリンソウ 頭花を半分に切断下も。A=舌状花。B=筒状花。C=冠毛。D=子房。




23.14年09月24日 アキノキリンソウ 舌状花。A=花冠へら状部の萼歯は無し。B=雌しべ。Cー冠毛。D=子房に毛がある。E=花冠管状部。F=葯。




24.14年09月24日 アキノキリンソウ 筒状花序。A=突き出した雌しべ?。B=葯。C=花冠裂片(花冠カップ状部)。D=冠毛。E=花冠管状部。F=子房。




25.14年09月24日 アキノキリンソウ まだ若い果実。



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