能代市風の松原植物調査


アケボノシュスラン(曙繻子蘭) (ラン科)多年草。


北海道〜九州の林下に生える。茎の基部は地をはい、上部は立って又は斜上して、5〜10cmになる。
葉は下部に4〜5枚つき、互生。長さ2〜4cmの卵状楕円形で先はとがる。ふちは縮れるか波を打つ状態。

茎頂の先に3〜7個の淡紅色で1cmほどの花を横向きにつける。
萼片は狭卵形で長さ約8ミリで側弁花、唇弁もほぼ同長。側花弁の先端は萼片に少し合着する。
唇弁の基部はふくらむ。

花期は8〜9月。



01.12年07月27日 アケボノシュスラン 花の咲いた生育状況。茎の基部が地を這い、伸ばして群生していました。風の松原内では初めて見ました。




02.12年04月27日 シュスラン 表面の落ち葉をかき分けて見ると茎の基部が縦横無尽に走っています。このように伸びて、次から次と株を作っていきます。 




03.12年04月27日 シュスラン  1個の個体の生育の形ですが、このように白い茎が地を這って、その茎の節から牛蒡のような黒い根が地中に入っている。立ち上がる茎の高さはこの個体で10cm位。




04.012年04月27日 シュスラン  茎の茎部ですの一部です。茎部から伸びる牛蒡のような根です。上の写真は茎の断面で真円です。下が根の拡大写真です。




05.12年04月27日 シュスラン  真っ直ぐに立ち上がる花茎。




06.12年04月26日 アケボノシュスラン 葉の状態。




07.12年04月27日 シュスラン  葉の葉柄が茎に巻いてつく。




07−2.12年04月27日 シュスラン  葉は互生で、葉はそんなに多くはつけていない。5枚程度か。




08.12年04月27日 シュスラン  葉の形の変異ですが、左側から下から上につく葉です。




09.12年04月27日 シュスラン  卵状楕円形で先はとがる。ふちは縮れ波を打つ。左表側。右裏側。




10.12年04月27日 シュスラン  葉の表側は無毛。




11.12年04月27日 シュスラン  ふちは縮れる。




12.12年04月27日 シュスラン  基部は楔形。




13.12年04月27日 シュスラン  葉柄は茎を抱くと言うより巻いている言う感じです。




14.12年04月27日 シュスラン  葉の裏側ですが無毛です。




15.12年07月16日 アケボノシュスラン 花。初めて見る花です。全体を上から見たものですが、花は偏ってつける。




16.12年07月27日 アケボノシュスラン このように茎頂に数個の花をつける。




17.12年07月27日 アケボノシュスラン 正面から見た葉の形です。側花弁の先端は萼片に少し合着する。




18.12年07月27日 アケボノシュスラン 側面から見た花ですが13〜14mm程度。。




19.12年07月27日 アケボノシュスラン 写真の記録が悪いと思いますが、花を分けて見ました。唇弁の基部はややふくらみます。




20.12年07月27日 アケボノシュスラン 子房と蕊柱。




21.12年07月27日 アケボノシュスラン 花の側花弁を取り除いたものです。蕊柱の拡大。




22.12年07月27日 アケボノシュスラン 写真は花弁を全部取り除いた記録です。蕊柱で
2裂した花粉塊の先。




23.12年07月27日 アケボノシュスラン 子房と蕊柱を半分に切断してみましたが各部の名称が解りません。この名称は間違っているかもしれません。間違っていたらご連絡を下さるように御願いいたします。




24.12年04月27日 シュスラン  今の時期は種子を飛ばしてしまっている果実の殻。




25.12年09月10日 アケボノシュスラン 種子は四角のものがあったり紡錘形があったりどれが種子だかよく和解らない。



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