能代市風の松原植物調査


アケボノスギ=メタセコイア(曙杉) (スギ科)落葉高木で雌雄同株。


図鑑等ではメタセコイアで載っています。別命アケボノスギと言われて取り扱われていますが、先人の調査した風の松原内の調査目録ではアケボノスギとなっていますのでこれで投稿致します。

中国の四川省で1945年に発見され、生ける化石として有名になった。原産地では高さ35m、径2.5mになるものもがある。

樹形は円錐形になる。樹皮は赤褐色で縦に裂ける。

枝や葉は対生し、小枝は秋に葉と一緒に落ちる。枝は細く斜上し、分枝が多い。

葉は 羽状複葉に見えるが、線形葉は扁平の緑色で先端が尖り、長さ2〜3pの線形の葉が2列羽状対生している。葉は柔らかく、両面とも無毛。葉のついた枝も対生する。
秋になると赤褐色に色づき側枝ごと落ちる。

2〜3月に開花する。雄花序は黄褐色で楕円形。雄花が多数集合して長い総状花序に付き長く垂れ下がる。
雌花序は枝先に1個ずつ付き緑色をしている。花柄は長さ2mm程度。雌花が咲き終わると球果がつき、球果は長さ2〜2.5cmの卵状球形で、10月頃成熟して褐色になり、果鱗が開いて種子を出し後、多くは落下するが、そのまま枝に残っているのもある。

種子は果鱗に5〜9個つき、長さ4〜5mmの倒卵形で幅の広い翼がある。

冬芽は長さ2〜4mmの卵形で、芽鱗12〜16個ある。葉痕は微小。

花期は2〜3月。中国南西部原産。




01.08年10月16日 アケボノスギ=メタセコイア 風の松原内に営林署があったのですがその前に植樹されたものだと思います。樹形は円錐形になる。





02.10年10月16日 アケボノスギ=メタセコイア 樹皮は赤褐色で縦に裂ける。杉の木の樹皮に似ています。





03.10年02月14日 アケボノスギ=メタセコア 小枝は秋に葉と一緒に落ちる。枝は細く斜上し、分枝が多い。





04.10年11月10日 アケボノスギ=メタセコイア 葉は 羽状複葉に見えるが、線形葉は扁平の緑色で先端が尖り、長さ2〜3pの線形の葉が2列羽状対生している。葉は柔らかく、両面とも無毛。





05.10年11月10日 アケボノスギ=メタセコイア 冬芽からは、小枝と葉が同時に伸びる。





06.10年11月07日 アケボノスギ=メタセコイア 来年へ向けての葉芽。





07.11年02月18日 アケボノスギ=メタセコイヤ 沢山の雄花をつけていました。





08.11年02月18日 アケボノスギ=メタセコイヤ 雄花の蕾でまだ冬芽状態でした。雄花はは螺旋状につく。





09.11年04月13日 アケボノスギ=メタセコイア 雄花 ようやく撮ることができました。





10.11年04月13日 アケボノスギ=メタセコイア 雄花 1個の雄花。花柄についているのは萼か苞か。





11.10年10月16日 アケボノスギ=メタセコイア 球果が沢山ついている。





12.11年05月23日 アケボノスギ=メタセコイア 雌花はやや長い球形で緑色をしています。





13.10年10月16日 アケボノスギ=メタセコイア 枝先につくまだ若い球果。





14.11年05月23日 アケボノスギ=メタセコイア 雌花を縦に半分に切断したものです。





15.11年02月18日 アケボノスギ=メタセコイヤ 球果の中に翼果が入っていませんでした。みんな飛んでしまいました。





16.12年01月17日 アケボノスギ=メタセコイア 種子は翼果で広い翼があり先端が凹む。。





17.11年11月06日 アケボノスギ=メタセコイア 葉痕。維管束2個のようです。形は半円形。側芽ですが、冬芽の芽鱗は十字対生する。



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