能代市風の松原植物調査


アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草) (キク科)一年生草。


和名は、葉が樹木のセンダンに似ているところからつけられたものである。別名は日本のタウコギよりも大型であることによる。アメリカセンダングサは全国的な雑草となっている。

葉は対生し、羽状複葉。小葉は細長く、先端は尖る。縁には三角状の粗い鋸歯があり、先端は尖る。葉の表面は白粉を帯び、光沢はない。
葉脈の上(特に中脈上)には微細な毛がある。裏面の脈状には伏した毛がある。葉脈の側脈は、鋸歯の中間で終わるか、鋸歯の先端に向かって伸び、鋸歯の直前で次の鋸歯に向かって折れる形となっている。

黄色の頭花を囲む総苞が葉状で四方に開くのは、他のセンダングサには見られない特徴である。
時に小さな舌状花が混ざることがある。
総包が大きく、花弁のような形になっている。一つの花序はたくさんの小花からなっているが、目立つ花弁のある花がないので、花らしくないが、時として花弁のあるものもある。 

そう果はくさび形。扁平で先端に棘があり、これに小さな逆歯がついている。

北アメリカ原産。本州から九州。




調査中。
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