能代市風の松原植物調査


アレチウリ
(荒れ地瓜) (ウリ科)1年生草本で雌雄同株。


アレチウリは大型のツル植物で大群生するやっかいものらしいです。北米原産の帰化植物で、急速に成長して繁茂する。

葉の脇から花序を出し雌雄の花をつける。葉や茎は著しくざらつく。
葉は長い柄のある広心臓形で互生、表裏とも棘がありざらつき、ふちが5〜7浅裂する。

夏から秋にかけ、雌雄別の花序を出し直径1cmほどの黄白色の花をつける。
雄花の雄しべは合着して1つになっており、まるで雌しべのように見える。

果実は数個集まって付き、鋭いとげがある。果実は長さ1センチほどで長くて鋭い棘が密生し、金平糖のような形にかたまってつく。触ると痛く、棘は細くて硬くしなやかなので、服を貫いて刺さったりする。密生して生育している。1つの果実の中には、種子が1個入っている。

花期は8〜9月。北アメリカ原産。





01.09年09月29日 アレチウリ このように平地に蔓を伸ばしていたが、そんなに伸びていなかった。





02.09年09月29日 アレチウリ  蔓に毛がある。葉は互生。





03.10年10月18日 アレチウリ ツルは五角形で、芯が空洞で、ツルの周囲には毛があります。





04.09年09月29日 アレチウリ 円心形で5〜7浅裂する。両面ともざらつく。





05.09年09月29日 アレチウリ 葉の大きさ。私の足よりちょっと小さいぐらいです。





06.09年09月29日 アレチウリ 葉の表側に毛がある。





07.09年09月29日 アレチウリ 葉の裏側の葉脈に毛がある。





08.09年09月29日 アレチウリ 葉の裏側の葉脈に毛がある。





09.09年09月29日 アレチウリ 葉縁に毛があり突起物がある。





10.09年09月29日 アレチウリ 先端部の花芽。





11.09年09月29日 アレチウリ アレチウリの雄花のおしべは合着して1つになっており、まるでめしべのように見える。





12.09年09月29日 アレチウリ 雄花。黄色い花粉を出しているが,葯(やく)も花糸も合着しており、一見すると雌しべにみえる。葉腋から長い柄を伸ばして立ち上がり、まばらに雄花をつける。





13.09年09月29日 アレチウリ 果実は棘がたくさんついており、機雷のようである。触ると痛く、棘は細くてしなやかなので、服を貫いて思わぬところに刺さったりする。





14.09年09月29日 アレチウリ 丸印カ所。巻きひげで他のものに絡みつき上に向かってのびるのも得意。





15.09年11月21日 アレチウリ の果実の切断面。





16.09年11月21日 アレチウリ 種子は果実に1個ずつで、長さ約1cmの扁平な卵形。種子の大きさは14mm幅10mm位あり、白色で大きい。



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