能代市風の松原植物調査


ウシハコベ(牛繁縷) (ナデシコ科)越年草又多年草。


北海道〜九州の山野に生える。

茎の下部は地に伏し上部は立ち上がって、高さは30〜50cmになる。軟らかい縮れた毛が列になって生え、節部を中心にしばしば暗紫色を帯びる。

葉は対生し、長さ2.5〜8cmの卵形〜広卵形で、上部では柄がなく茎を抱く。葉の先端が尖る。葉は下部のもの意外は無柄で、ハコベの葉より大きく色が濃い。

葉の脇から細い花柄を出し、その先に径8〜10mmの白色の小さな花を開く。
花は萼片5個、雄しべ10個、雌しべ1よりなり、花弁は基部近くまで深く5裂するので一見10弁花のように見える。
雌しべに5個の花柱があるのが、ハコベは3個で、これが最も大きな違い。
花柄と萼片に腺毛がある。

果実は熟せば5裂して種子を吐く。

花期は4〜10月 。日本全土。



01.09年07月07日 ウシハコベ 半陰生の所に原生しています。高さ30cm位。




02.09年07月07日 ウシハコベ 資料を採取しましたが、根が匍匐し、それから茎が立ち上がっている。葉は対生で、上部の葉は茎を抱き、下部の葉には葉柄があります。




03.08年11月24日 ウシハコベ 茎には毛が多い。




04.09年07月07日 ウシハコベ 上部の葉は茎に抱く。




05.08年11月15日 ウシハコベ 葉は卵形〜広卵形で、葉の表側長さ4cm幅2.5cm。葉柄に毛がある。葉は表裏ともシットリしている。無毛。




06.08年11月15日 ウシハコベ 葉の縁は波形の鋸歯がある。葉の裏側無毛で、葉柄に毛がある。




07.08年11月15日 ウシハコベ 葉柄に毛がある。




08.08年11月24日 ウシハコベ 花を横から記録したものですが、子房が大分膨らんできています。




09.09年07月07日 ウシハコベ 花径は8〜10mmで、花弁は深裂で5個、花柱5個、雄しべ10個。萼片5個。




10.08年11月15日 ウシハコベ 花柄、萼片に繊毛があります。



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