能代市風の松原植物調査


ヤマウド
(独活) (ウコギ科)多年草。


北海道〜九州の山地に生える。
木のように大きくなる。独特の匂いがある若芽は美味しい山菜で、ヤマウドと呼ばれている。
野菜として栽培されているのはウドと呼ばれる。

茎は太く高さは1〜1.5m。花以外は全体に短毛が生える。

葉はまばらに互生し、広くて大きな2回羽状複葉となる。小葉は卵形で、基部は心形。葉柄の基部両側に小さい托葉がある。

大きな球状の散形花序を茎の先及び上部の葉の脇からだし、淡緑色の小さな花を多数つける。
花は淡緑色5弁花で直径約3mm、雄しべ5個、花柱5個がある。子房は下位。雌雄の別があり、上部に両性花序、下部に雄性花序をつける。

果実は液果、卵球形で直径3mm、無毛で黒紫色に熟す。

花期は8〜9月。日本全土。


01.10年10月07日 ヤマウド 生育姿ですが日当たりのよい道路端に生育していました。





02.10年10月07日 ヤマウド 採取したものですが、葉は羽状複葉で茎の下側に葉はつかない。





03.10年10月07日 ヤマウド 根は大きさの割に小さく引き抜けばすぐに引き抜ける。





04.10年10月07日 ヤマウド 茎には短毛がある。





05.10年10月07日 ヤマウド 茎の断面は円形。





06.10年10月07日 ヤマウド 葉はこのように羽状複葉です。葉はまばらに互生。





07.10年10月07日 ヤマウド 標準的な葉ですが、卵形です。左表側、右側は裏側になります。





08.10年10月07日 ヤマウド 葉の表側無毛。





09.10年10月07日 ヤマウド 葉の縁は不揃いな鋸歯がある。





10.10年10月07日 ヤマウド 葉の基部は心形。葉柄は無毛。





12.10年10月07日 ヤマウド 葉の裏側は無毛。





13.10年10月07日 ヤマウド 大きな球状の散形花序を茎の先及び上部の葉の脇からだし、淡緑色の小さな花を多数つける。花の付け方はヤツデに似ています。





14.12年09月06日 ヤマウド 手前雄しべで、奥が雌しべ。雌雄の別がある。





15.12年09月06日 ヤマウド 雄花の雌しべ5個。子房下位。





16.12年09月06日 ヤマウド 雌しべ花柄に白い細毛のようなものがある。





17.12年09月06日 ヤマウド 雄しべ5個で花糸白色で、約は薄い黄色。





18.12年09月06日 ヤマウド 花弁5個で反り返る。





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