能代市風の松原植物調査


ウラシマソウ(浦島草) (サトイモ科)多年草 雌雄異株。

林下に生える。

地下に球茎があり、回りに子芋ができる。

11〜17枚の長楕円形の小葉からなる鳥足状複葉。
葉はただ1枚、葉柄は太くて茎のように見え、高さ40〜50cm、裏面は15片内外の小葉に分かれる。葉は花よりも高い。

葉柄の基部から花茎を直立し、褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序に花をつける。
花茎は下方が葉柄内に抱かれ、途中から分かれて頂きに暗紫色の大きな筒型の苞(仏炎苞と呼ぶ)がつく。

花は微細で花被を欠き雌しべ1、雄しべは雄しべのみからなり両方とも仏炎苞内の花軸の下側について花序となる。

花序より上の花軸の続きは付属体と呼ばれ、仏炎苞の外に長く糸状に伸び出して垂れ下がる。

花期は3?5月。北海道南部?九州。



01.0年05月09日 ウラシマソウ 全草の姿ですが 日当たりの悪い所に生育しています。葉の傘をかぶっているような感じです。




02.10年05月09日 ウラシマソウ 上から見ると花序は見えません。葉は1枚だけにようです。11〜17個の小葉を鳥足状につける。




03.10年05月09日 ウラシマソウ 葉は長楕円形。




04.10年05月09日 ウラシマソウ 仏炎苞。




05.10年05月09日 ウラシマソウ 仏炎苞を裏から。




06.10年05月09日 ウラシマソウ 仏炎苞の中を覗いてみる。雄しべらしい。




07.10年05月09日 ウラシマソウ 苞を半分切り取ってみた物です。これは雄しべです。




08.10年05月09日 ウラシマソウ 付属体はこのように非常に長い。




09.10年05月09日 ウラシマソウ 付属体は暗紫色で無毛。




10.10年05月09日 ウラシマソウ 付属体の断面は円形。




11.13年06月01日 ウラシマソウ 雌雄異株でこれは雌しべの全体像。仏炎苞内の花軸の下側について花序となる。




12.13年06月01日 ウラシマソウ 雌しべを縦に切断してみた断面。




13.13年06月01日 ウラシマソウ 雌花序を横に切断した断面。




14.13年06月01日 ウラシマソウ 雌しべの柱頭は白いが、子房はこうしてみると6角形になっている。




15.13年06月01日 ウラシマソウ 1個雌しべと子房。




16.13年06月01日 ウラシマソウ 雌雄異株でこれは雄しべの全体像。仏炎苞内の花軸の下側について花序となる。




17.10年05月09日 ウラシマソウ 雄花。



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