能代市風の松原植物調査


エニシダ(金雀枝) (マメ科)落葉低木。


ほうき状に枝分かれして、高さ1〜2m。枝の先は垂れ下がる。

葉は互生で、普通3出複葉。時に1小葉に退化している。葉は3出複葉。小葉は小さく倒卵形〜倒披針形で全縁。

花前年枝の葉腋に長さ2cmの黄色の蝶形花が1個ずつつく。昆虫が花に止まって力をかけると翼弁と竜骨弁が開いて雄しべと雌しべがぱっと飛び出し、くるりと巻いて虫に触れ逆受粉する。

果実は豆果で、長さ4〜5cmで、8〜10月に黒褐色に熟す。果実の縁に毛がある。
種子は長さ3mmほど。

冬芽は卵形または球形で先端はややとがり、2枚の芽鱗につつまれる。
葉痕はV字形。

花期は4?5月。ヨーロッパ原産。

注:風の松原の内に1ヶ所しかなく、これが11年に再調査にいったら全部枯死してしまい残念ながら花等の記録ができませんでした。記録できたものだけ掲載します。



01.10年07月31日 エニシダ 松林の中で生育していました。翌年11年に調査に行くと全部枯死してしまい調査できませんでした。調査できたのこれだけです。




02.10年07月31日 エニシダ ほうき状に枝分かれして、高さ1〜2m。枝の先は垂れ下がる。




03.10年07月31日 エニシダ 樹皮は灰色で皮目は縦に裂けるような感じです。




04.10年07月31日 エニシダ 枝に稜(翼)がある。




05.10年07月31日 エニシダ 葉は3出複葉です。小葉は小さく倒卵形〜倒披針形で全縁。




06.10年07月31日 エニシダ 豆果。




07.10年07月31日 エニシダ 豆果を開いてみた。




08.10年07月31日 エニシダ 種子は扁平です。光沢がある。




09.10年07月31日 エニシダ 豆果を半分に切断したものです。



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